甘いあまいお揃い□R.Lupin ページ18
今日は何だか熱っぽかったのだが、OWL試験が間近に控えている今、授業を休む訳に行かない。
身体の悲鳴を無視し続けた結果
今日私は図書室で倒れた…らしい。
そして目が覚めたら、医務室に居た。隣には心配そうな彼氏のリーマス・ルーピンが居る。
「あっ…目が覚めた？よかった…まだ起きない方がいいよ。顔色が悪い｣
『それを言うなら貴方もよ、リーマス。顔色が悪い｣
「困ったな…でもAとお揃いで嬉しいよ｣
『こんなお揃い恥ずかしいわ！監督生が2人して体調不良なんて…皆に笑われちゃう』
「監督生なんて何処もそんなもんだろ？問題児達のせいで気苦労が耐えない』
『ふふ、言えてる。でも…リーマス本当に大丈夫？満月が近いから無理しない方がいいわ』
「大丈夫だよ。僕より今はAの方が重症だ。僕の事をとやかく言うのは君がソコから出られるようになってからにしてくれ｣
『心配症ね…まるでお母さんだわ』
「生憎、心配性なのもAとお揃いだ。君が倒れたと聞いて走って来てみたら、死人みたいな顔した君が寝てるんだ…本当に心臓が止まりかけたよ…｣
『いい比喩ね…まって、もしかしてずっと傍にいてくれたの…？』
「当たり前だろう？君の事が心配で…でも、軽口叩けるぐらい元気そうで安心したよ。今度からは、こうなる前に僕にも相談してくれ｣
そう言って、私の頭を撫でる彼の手は大きくて優しくて、愛しい。
「A？顔が真っ赤だけど大丈夫かい？もしかしてまた熱が高くなったんじゃ…」
『っ大丈夫！大丈夫よ！ちょっと暑くて…アハハ』
「ふーんならいいけど、絶対安静にしておくんだよ。後、君が元気になったら今度は僕の看病も宜しくね、お母さん」
彼はもう一度私の頭を撫でると、上機嫌で去っていった。
そして慌てたように戻ってくると、「忘れ物」と言って私にキスをする。
『ちょっと！貴方に移ったらどうするの！？それに誰かに見られたら…』
「君から貰い受けた病気なら本望だし、誰かに見られても構わない。真っ赤にして誘うような顔する君が悪い。｣
『なっ…それでもダメ…よ』
どんどん小声になって布団に顔を隠そうとする私の頬を彼が掴む
反射的に唇をぎゅっと結ぶと、おでこにキスが降ってきた。
「君がダメだって言ったから…それとも唇に欲しかったかい？｣
してやったり顔をする彼に少しムッとして、彼の手を引き今度は私から彼の唇にキスを贈る。
そして、ワナワナと震える彼に一言。
『あら、顔が赤いわよ。熱でもあるの？私とお揃いね』
シャイベイビー□D.Malfoy→←世界一のサプライズ□O.Wood
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哀愁小松(プロフ) - 白昼夢さん» わー有難いお言葉誠に感謝致します。めちゃめちゃ頑張れます・・・是非今後もご贔屓にして頂けますと幸いです(^^) (2021年3月8日 11時) (
レス) id: 2b0d339761 (このIDを非表示/違反報告)
白昼夢(プロフ) - 最高かな？応援してます！これからも頑張ってください！ (2021年3月8日 1時) (レス) id: 3934a4c5e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：哀愁小松 x他1人 | 作成日時：2021年2月22日 1時
