時間よ、止まれ□R.Weasley ページ11
『ほら、私はいいから行きなよドラコ！貸1だからね』
ひと息ついて近くの椅子に腰を下ろす。
私はたった今、ダンスパーティー前に喧嘩したドラコとパンジーの仲を取り繕うと言う大仕事をした。
ドラコとパンジーが仲良く踊っているのを見て安心する。
それと同時に酷く悲しくなった。
ドラコとのダンスも楽しかったけれど、私も好きな人と踊りたい。
誰にも言えない好きな人の名前は、ロン・ウィーズリー。
スリザリンがグリフィンドールに恋をするなんて前代未聞だ。
敵対するグループに属す私の事なんて眼中にも無いだろう。
ため息を吐くと、見慣れた赤毛とポッターが近づいてきて私を挟むようにして座った。
いきなりのことに驚いて身構えると彼らは言葉を紡いだ。
ハ｢えーっと…お気の毒に…｣
『…は？』
ロ｢君、マルフォイに振られたんだろ？｣
1人の私を揶揄いに来たらしい。
『…？ああ、私はあの二人のキューピットをしただけ。私はマルフォイを選ぶ程趣味が悪くないわ』
ロ｢君マルフォイ一味の割には結構面白いね｣
『マルフォイ一味じゃなくて、Aって呼んで。ロニー坊や』
ロ｢っ…やっぱりマルフォイと似て悪趣味だ｣
『お好きにどうぞ。それより、貴方たちパートナーは？グレンジャーの姿も見えないけれど…』
ハ｢パートナーは、えーっと…もう解散したよ｣
ロ｢ハーマイオニーは今頃クラムとお楽しみさ｣
『へ〜あなた達、振られたんだ』
ハ｢…君もね｣
『だから私は振られてないんだってば！』
ロ｢でも君は一人ぼっちだ。傍から見れば、可哀想な女の子だぜ。一時休戦して、はぐれ者どうし仲良くしよう｣
『…最高ねそれ』
なるべく嫌そうに見えるように心がける。こんなに長く喋ったのは初めてで本心は嬉しい。
《もしかしたら一緒に踊れるかも…》
『じゃあ1曲如何かしら？ウィーズリー。素敵なドレスローブをもう一度着てみてよ。』
ロ｢君本当に嫌味が悪趣味だぞ。｣
私は片眉をあげて続ける
『ダンスぐらい楽勝よね？』
まんまと挑発に乗せられた彼は、私の手を取りダンスホールまで歩き、腰に手を添える。
緊張と恥ずかしさで顔を見つめたままボーッとする私に、彼は勝ち誇った顔をした。
ロ｢見惚れたかい？｣
『い、いいえ！悪趣味な冗談は辞めて』
ロ｢可愛げがないな。でも君、近くで見ると…いや、なんでもない｣
慌てて顔を逸らす彼に『見惚れた？』と聞くと、そっぽを向いてしまった。
ぎこちなくエスコートする彼の手には熱が篭ってて、期待してしまう。
《ああ、明日になって欲しくないな》
貴方には緑が相応しい□R.Black→←二人の契�侠�S.Black
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哀愁小松(プロフ) - 白昼夢さん» わー有難いお言葉誠に感謝致します。めちゃめちゃ頑張れます・・・是非今後もご贔屓にして頂けますと幸いです(^^) (2021年3月8日 11時) (
レス) id: 2b0d339761 (このIDを非表示/違反報告)
白昼夢(プロフ) - 最高かな？応援してます！これからも頑張ってください！ (2021年3月8日 1時) (レス) id: 3934a4c5e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：哀愁小松 x他1人 | 作成日時：2021年2月22日 1時
