好きなんだよ、バカ3（hiromitsu OR yuta）

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ヒロ君はここでバイトしてるみたいで、
いろいろサービスしてくれた。



先「北山とどんな知り合い？」


「地元近くて、、

…先輩は？」



先「北山と同じ高校だったんだよね」



「え？一高ですか？」


先「一高出て、うちの大学？って思った？」


「、、正直」


先「俺北山と同じサッカー部で、挫折組。
一高辞めて俺は通信行ったんだよね


あいつは3年間、部活も頑張ってたし、
上手いのに偉ぶらないし、見下さない。

何に対しても人一倍努力して、あいつはマジですげー奴。」


「そうなんですね。」



知ってるよ、先輩。って喉まで出かかって飲み込んだ。



バイト0時上がりのヒロ君もうちらに合流して、

カラオケ行こうってなってみんなでオール。




携帯見ると裕太からの着信もLINEもない。

友達とご飯行くって言ったから気を使ってくれてるのかな。


一応

》流れでカラオケオールする事になったよ。
また明日連絡するね。
おやすみ




玉》気をつけて。
おやすみ



すぐ既読ついて返事がきた。

もしかして、帰って来たよ、って連絡待ってたのかな。
とか思ったら少しだけ帰りたくなって来た。



北「どうした？」


「ん？」



北「具合悪い？
顔色悪い」



「平気だよ」




北「終電まだあるし、送るって。」



「、、」



返事してないのに

抜けるわって。

ひろくんが荷物持って、腕を掴まれて部屋を出た。



「ひろくん…」




北「ちょっと急げる？終電ギリだわ」



駅に行くと電車が遅れてて、終電間に合ったけど



北「人身か…
とりあえず終電間に合ったけど、満員乗れそう？」



「うん。」


北「じゃ、入るか」


荷物受け取って

ICカードかざして駅構内に入る時にはひろくんは私の手を握ってた。




ホームは人がすごくて、
ギュッと繋がれた手に引っ張られて奥へ歩く。



北「この辺でとりあえず待つか」


先頭に近い場所まで歩いて来た。




「…」


北「ん？」



目線を手にやると



北「あー、ごめん。
早く離せよって感じだよね」



変わらない笑顔で笑うひろくん。


「ごめんね。」



北「ん？何が？」



「せっかくみんなでカラオケだったのに…」





北「……今だからいうけど、
合流したのはAが居たからだし。

今日のバイト長かったし、
めっちゃ忙しくて、正直カラオケってテンションじゃなかったし。

ってか、逆にAの意思聞かないで強引に連れて来てごめん…」



少しだけシュンとしたひろくんは俯いた

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