好きなんだよ、バカ3（hiromitsu OR yuta）

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週初め、
朝いつものようにバス停でバスを待ってると



玉「あぶな、遅刻するかと思った」


ダルそうに小走りできた裕太はバス停に並んでる私の隣に並んだ



「おはよ」



玉「おはよ。今日は元気そうじゃん」



「いつも元気だって」



玉「元気ならいいけどさ。」



かりんに話ししてから自分の感情に気付かされて、なんかスッキリした。



「クラス馴染めた？」


玉「そんな簡単に馴染めてたら苦労しないって」



だよね。


玉「でも、宮田みたいなやつがいてさ。
仲良くなれそう」



「裕太はほんと好きだよね、俊哉のこと。」


玉「は？あいつが俺のことが好き過ぎるから仕方なくなかよくしてやってるだけだって」


はいはい、
何百回聞いたかなー、、




バスが来て、今日は座れないから並んでつり革に立つ。


「寝不足？」


玉「まぁ、、」


つり革につかまりながら器用に目を瞑って立ってるし


次のバス停で私の真ん前の席が空いたから


「裕太座ったら？」


揺り起こすと


玉「平気。A座んなよ」


強引に座らされて、


私の膝の上に勝手に乗せられた裕太のカバン。

そして裕太の足元にある水着の入ったカバン。



つり革に体重をかけてつかまりながら目をつぶる裕太。



いいなら、、いっか。


窓の外を見ながら目的地まで
窓の外には、うちの学校の制服を着た男子が自転車にのってる姿や、
子供乗せ自転車の後ろに小さな子を乗せてるママの姿。
駅まで行くのかな？
スーツ姿のサラリーマンもみんな同じ方向に向かって走ってる姿。



ボーッと座ってると、


ブブッと鳴った携帯。

カバンのポケットに突っ込んである携帯を確認するもの、新着メッセージも通知もない。

またブブッって、、、



裕太のじゃん。

同じくカバンのポケットに突っ込んでる携帯がブブッっと鳴る毎に、ディスプレイが光る。

新着メッセージだと思う。


真上でつり革に掴まる裕太に知らせるべき？
見上げると…寝てるし。


「裕太？」


玉「…ん 着く？」



「携帯なってるっぽい」



玉「ん？」


私の膝の上にある裕太のカバンから携帯を取り出した裕太は


スクロールしながら携帯を見てて、


無表情で携帯を触りながらしばらくしたらポッケにしまった。



玉「ん？どうした？」


「いや」


やばい。
携帯を触る裕太を見すぎてた



彼女かな。
ってか、気づいて即レスしちゃうとか。



裕太ってそういうタイプじゃなかったじゃん。

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