好きなんだよ、バカ3（hiromitsu OR yuta）

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「平気。

とても、優しい人だし」



ノ「そうやってすぐ人を信用するの危ないからやめて」



「…ごめん」



ノ「今日何したの？

味噌カツとか食べた？」



「今日は特に何もしてない…

明日ひつまぶし食べに行くの」



ノ「ふーん。」




「……」







ノ「裕太に代わって？」




「えっ？」




ノ「嘘が下手すぎ」




「…」



ノ「裕太んちにいるんでしょ？」



「……違う」



ノ「いいから、早く代われよ」





ワンルームだからどこで電話してても聞こえてしまうんだけど、
それでも裕太は気を利かせてくれてキッチンに居てくれたから



「ノリが代わって、って」



携帯を差し出すと


裕太は何にもなかったかのように電話を受け取った



玉「もしもし？」




裕太の声は至って冷静なんだけど、
電話の向こうのノリの声は私にまで漏れて聞こえるくらい大きくて、怒ってた。






玉「それはAが決める事だろ」




そう言い放った裕太にノリは聞いた事ない位の言い方でめちゃくちゃ怒ってて、耳に入って来るだけで泣きそうになる





玉「A、話せる？」




裕太から電話を受け取って



「もしもし…」




ノ「GW明け、地元帰るから。
その時話全部聞くわ」



「…はい」



ノ「じゃ」



「うん。」





………



しばらく間があって、ブチっと切られた電話。




玉「……ナイショな、」




って座って腰抜けてるような感覚の私の身体をギュッと抱きしめて


玉「そんな怖い思いしてんの？」


無意識に小刻みに震えてたみたいで

優しく背中をさすってくれた。






ポロポロ泣きだした私を見て、




何も言わずに

私を幼稚園児みたいに膝に乗せて頭をずっとポンポンしながら抱きしめてくれた






落ち着いた私を見て




玉「意外と重いな」



ってクスクス笑う。



「ムカつく」



裕太の膝から退けようと思ったのに、

回された腰にグッと力を入れて



玉「ここにいろって」





優しさに飢えてる私は
このまま裕太の膝に座って、
私からも裕太にしがみついた




あやされながら、
髪を撫でてくれたり、
手をギュッてしてくれたり。


裕太に抱きしめられてると不思議と落ち着く



玉「眠いだろ？」



「えっ？」



玉「手があったかい」


って私の手をニギニギ




玉「布団用意するから」



私を膝から降ろして離れて行く裕太。



玉「テーブルそっち移動するから」



二人でテーブル移動して


ベットの下に敷かれた布団

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