好きなんだよ、バカ3（hiromitsu OR yuta）

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「ちょっ、」



ネクタイを外して、私のカバンの上に置いた裕太。

周りの視線が痛いんですけど、、、




でも裕太はそんなの御構い無しだし。





ノ「ごめん行こ？」


ノリと裕太と三人で学校を出た。

一度帰って、駅に集まって、みんなでカラオケでお別れ会して。



卒業式ではみんなボロ泣きだったのに、
カラオケではめっちゃ笑って、はしゃいで

楽しかった！！


けど、最後、やっぱりみんなでバカみたいに校歌歌ったり担任の名前叫んでみたり。
明日も普通に会えるかのようなノリ。


楽しかった3年間。






帰り道は裕太と二人、

玉「ノリと遠距離大丈夫なの？」


「1年だけだもん。」



ノリの行く大学は、一年だけ少し辺鄙な場所にキャンパスがあるから寮生活になる。



玉「ノリが浮気したら？」


「裕太最低。する訳ないじゃん」


玉「まぁ、ノリはそう言うタイプじゃないか」



でも、本当は少しだけ不安だったりもする。






明後日から裕太の家と旅行に行く。

全員揃うのは最後の温泉旅行だと思う


裕太も愛知の大学に進学するし、
私も都内の大学に無事に合格したし

そして、亮太と煌介達もサッカー部、良い結果残せたのもまだお祝いできてないから全部ひっくるめて。

お祝い旅行。



玉「もうさー全員揃ってとか無くなるよね」


「んー、そうかもね」




玉「昔はよくキャンプ行ったりスキー行ったり、海行ったり」



「結局私はサーフィンは辛い思い出しかないけどね」


玉「でも、泳げるようになったじゃん」



「キャンプは楽しかったなー

1日遊んでた感じだったし」


玉「初めてキャンプ一緒に行ったのって、煌介と亮太がまだ2歳くらいでしょ？」


「いつの間にか煌介にも亮太にも身長は抜かれてる。」


玉「俺もチビだったからAが一番背が高かったのにね」





本当だよ。
今じゃ隣に並ぶと見上げないと顔見れないくらい大っきくなっちゃってさ。


玉「抜かした時は嬉しかったなー」



「身体測定で、真っ先に聞きに来て、
めっちゃ喜んでたの覚えてる」





久々こんな話したよね。
最近二人で居てもこんな話することなかったし。


玉「名古屋、遊びこいよ」



「名古屋って何があるの？」



玉「知らない」



「調べといて？
で、面白そうだったら、遊びに行ってあげるから」







それから旅行当日の早朝、
1台の車に8人乗って目的地の熱海の温泉。


3月下旬、海に入るには全然寒いけどサーフィンする人には関係ない

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