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千「なんかさ、
俺、Aの真面目な所とか、
陰ですごい頑張ってる所とか。

そーやって俺のことを叱ってくれる所も好きなんだよね」




「いきなり気持ち悪いけど、それはありがとう。
私も、健永の素直すぎる所とか、
あと、人の良い所を見つけられる所とか、
そう言うところ好きだよ」



千「でもさ、Aは俺の事男として見た事ないでしょ?」


「友達の彼氏をそーゆー目で見ないでしょ」



千「そっか」



「出た天然」



千「あぁ、俺間違ってたわ」



「間違いに気付けて良かったんじゃない?」




千「俺間違ってんのかなー、、」




「どうしたの急に」



千「さっきから俺口説いてるんだけど」


「…そうなの?」



千「Aって鈍感?」


「健永が遠回しすぎるんでしょ」


千「俺の事、どう思う?」

「どうって?」



千「恋愛対象として見てほしいんだけど」


「じゃあ今度からは友達の彼氏ではなくて
一人の男友達としてみる」




千「それって恋愛にならないやつじゃない?」




「んー
なるかもしれないし、ならないかもしれない」



千「遠回しに俺フラれてんじゃん」



「うーん、
でも健永とは
友達の方がいいかな

異性の親友みたいなさ。

別に健永の事が恋愛対象じゃないとかじゃないよ?

でも、友達の期間が長すぎて…
なんか今から好きになるとか…想像できないし
ちょっと違和感あるし」



千「俺とキスしよ」



「なんでそうなるかなー」


千「キスしてみたら好きになるかもしれないじゃん」




「私そんな軽い女だと思われてたんだ」



千「いやっ、
そうじゃなくて、」



「いいよ。
気にしない。
忘れるから」




千「怒ってんじゃん」



「怒ってないって」



千「引いてるし」





「引いてないって。
ただ少し悲しかっただけ。

健永は私のことそんな風に思ってたんだと思ったら」




そしたら
普段から涙もろい健永は、
お酒も入ってたせいで


泣き始めるし。


でも、そーゆー所嫌いじゃない。


私が出会ってきた同年代で一番心が純粋で綺麗な人なんじゃないかな、と思ってるから。





雑魚寝で寝静まった部屋。



みんな二日酔いひどい。

そして部屋の中がめっちゃお酒くさいし



先にトイレで目が覚めた私はみんなの寝顔をスマホで写真撮った。






「おはよ」




千「おはよう。早いね」



「トイレで目が覚めた」




千「ってかこの部屋やばいな」



「ね、人多すぎて確実に酸素薄いよね」

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作者名:みぃまん | 作成日時:2021年10月5日 23時

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