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玉「どーゆー事?」



宮「いや、なんか、
分かんないけど…
薬とかで髪が抜け落ちちゃうとかあるじゃん。

そんな感じに見えて」



玉「は?」



宮「いや、だからちょっと自信ないんだけど、
でもAちゃんぽかったからさ」




玉「お前病院の名前教えろ」





宮田に聞いた病院。
会社早退して、すぐに向かった。



もう、とにかく夢中で、
とにかく必死で車を走らせた。



病院の駐車場に車を止めてふと…
今更会いに来れる立場だっけ…と我に返る



別れて半年が経とうとしてた。
あれから一切連絡も取ってない。



連絡してしまいそうで…
怖くて連絡先も消したんだった。。





総合案内所で、Aの名前告げても教えてくれる訳がない。
そもそも何科に入院してるかもわからない。

一部屋一部屋見て回る?

ただの不審者だろ…







結局、そのまま
東京に向かって車を走らせた。





どっと疲れが出て、
そのままソファで寝落ちて、

翌朝のアラームで起きて出勤



宮「玉!
どうだった?
もしかして人違いだった?」



玉「…確認してない」


宮「え?どゆこと?」



玉「教えてもらった病院まで行ったけど、
そのまま帰ってきた」



宮「確認せずに?」



玉「…うん」



宮「なんで?」




玉「…」



そのままシカトして
仕事に集中、してるフリしたけど
頭の中はAの事でいっぱいで

全然仕事に身が入らない。




Aに会いたい

でも会ってしまって良いのだろうか
そして本当によくない病気なのか。
だとしたら…
宮田の見間違えであってほしい

もう、色々考えすぎて疲れた。


次の週末、
もう一度長野に向かった。





宮田に見かけた場所を聞いて…
総合案内所マップで確認して、7階の病棟へ



玉「あっ…」




そこには看護師さんが押す車椅子に乗ってるA



「裕太…」


玉「よ!」


「…うん」


玉「会いにきた」




そういうと、看護師さん


もう今日の検査終わりだから。
今日天気もいいから外にでも行ってきたら?


なんて言ってくれて




俺に車椅子の押し手を譲ってくれた。







「…大袈裟でしょ?
歩けるのに検査の時は毎回車椅子に乗せられるの」



って笑う顔が懐かしくて



玉「久しぶりだね」



「うん」




玉「ここの病院、
宮田のおばあちゃんも入院してるみたいでさ」




「そうなの?
おばあちゃん大丈夫?」





玉「…Aは?」



「大丈夫だよ。


って、この姿で言われてもね」

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りさ - 続き待ってます(*^-^*) (2021年5月23日 0時) (レス) id: 3c9e6364e5 (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 続き待ってます(*^-^*) (2021年5月15日 22時) (レス) id: 41dc70dfaa (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 続き待ってます(*^-^*) (2021年4月25日 23時) (レス) id: 41dc70dfaa (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 楽しみにしてます(*^-^* (2021年4月20日 0時) (レス) id: 41dc70dfaa (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 続きまってます(*^-^*) (2021年4月11日 0時) (レス) id: 41dc70dfaa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みぃまん | 作成日時:2021年3月17日 20時

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