君のことを知りたい2（yuta.t） (ページ11)

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それはきっと…
Aの携帯に俺の番号が登録されてなかったからだ…

もしお互いにあの時、
アドレス帳に連絡先が入ってたら…

陽「だから会いに来てくれた時、
本当に嬉しかったと思います。

あんな嬉しそうな顔、俺には見せたことがなかったから」

玉「…ありがとう。
いろいろ教えてくれて」

陽「今生きる希望はあなたしかないと思うんです。
だから、中途半端だけは辞めてください」

玉「それはもちろん」

しんどそうなAを見るとふとした時にもしかして、、、とよぎる事もあったけど、
俺ができる全てのことはした。

Aの体調は
一時退院もできるまでに回復した。

感染が怖くて、
家の中でだけど、
プロジェクター用意してポップコーン用意して映画見たり

車でドライブしたり。

玉「…俺さ、
Aにプロポーズしようとしてたんだよね」

「いつ？」

玉「付き合って一年だった頃。」

「そうなの？」

玉「もう、後にも先にもA以外の女の子と結婚するとかありえないと思ってた」

「なのにフラれたんだw」

玉「そう。
でも、もう、絶対にプロポーズする」

「またフラれるかもよ。」

玉「次はOK貰えるまで何度でもする」

「断れないの？」

玉「断るの？」

「ん〜どうしよっかな」

玉「…

俺と結婚してください」

「……」

玉「絶対に幸せにする。
幸せにする自信しかない」

「…私、片方ないよ？」

玉「全然気にしない」

「子供ができないかも」

玉「それでもいい」

「裕太が良くても裕太のご両親が良く思わないかもよ」

玉「俺が決めた人だから、
それはちゃんと話せば分かってくれる」

「先に死んじゃうかもよ」

玉「そんなのどっちが先に死ぬかなんて誰もわからないから、どの夫婦も一緒。」

「おばあちゃんになる前に死んじゃったら？」

玉「そんなの俺だっておじいちゃんになる前に死んじゃうかもしれない」

「ずっとこんな生活でもいいの？」

玉「…俺はAと一緒なら
何だって平気」

「…こんな私ですが、
よろしくお願いします」

…これからずっと、俺の命がなくなるまで、
ずっとAのこと愛していくから。