君のことを知りたい2（yuta.t） (ページ1)

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近くのラブホに入って、
本当、すぐに。

シャワーとかすっ飛ばして

それくらいすぐに抱きたくて仕方なくて

こんなふうに思ったのは初めてだし、
こんなふうにせくすをしたのも初めてだったから。

終わった後は
本当抜け殻状態で

体力使い果たしたし、
Aちゃんの事も動けなくしてしまった

けど、今までに感じたことのない、
幸せ、って言葉だけじゃ表せられないくらいの
満足感で。

もう、一生このままでも良いくらいだけど、
そうはいかない。

退室の連絡が来て、
部屋を出たけど

玉「お腹空いた？」

「ん～微妙」

玉「俺も」

「帰ろう」

時間は結構経ってるけど、腹も減らないし
今からどこか行くって…

微妙な時間。

玉「そうだね。帰ろっか」

帰りの車内で
何を話すでもない、

ラジオを聴きながら
クスッと笑ったり、

懐かしい…って呟いたら

うん。

って

だけどしっかり左手はAちゃんの右手を捕まえてた

家の車庫に車を止めた時に

玉「ねぇ」

「なに？」

玉「結婚とか興味ある？」

自分でも言った後にびっくりするくらい唐突に聞いてた

「そうだね」

玉「そっか」

「え？」

いや、このまま結婚してくださいってプロポーズはいくらなんでも唐突すぎるでしょ。

玉「また改めて」

「あ、え？

そっか」

逆に自分から話振っといて、
これにて終了。

また空気がおかしくなった

玉「ごめん、今日の俺ちょっと変だわ。
なんか、思ったこと言ったりやったり

本能のままっていうか、

嘘じゃないし、ノリとかじゃないんだけどさ

そう思ったから言っちゃっただけで、
もっとちゃんと考えて、
その時が来たら伝えるから」

明日はお互い仕事だからって家まで散歩がてら送った

…あ、やべ。

せっかく用意したプレゼント…
渡しそびれたし。

でもなんだろ、今日はゆっくり寝れる。
心も体も満たされてるから

週明けの朝、
すっかり忘れてた

榎本の事。

朝イチ、使われてない会議室に呼ばれた。

え「このままじゃほんとあの子辞めちゃう」

玉「え？そんなやばいの？」

え「ほんと何にも知らないんだね。」

玉「俺は何すればいい？」

え「逆に何にもしないで」

玉「え？」

え「でも、これから流れる噂は全て否定も肯定もしないでほしい」

玉「わ、分かった」

え「それと、
榎本さんにはとびきり優しくしてあげて」

玉「とびきり？」