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「私が裕ちゃんに八つ当たりしても?」



玉「むしろ嬉しい」



「嬉しいの?」


玉「だって、俺にしか八つ当たりできないでしょ」



「八つ当たりもひどいやつ当たりになるかもよ」



玉「全然いい。」



「人格疑うような事言うかもよ」



玉「うん、別にいいよ」





「良くないでしょ」



玉「もぉ…そんな事考えなくて良いのに」


そう言ってクシャッと笑って

玉「そんな事でよかった。」



「そんな事じゃないし」


玉「痛いのが怖くて産みたくない
とか
やっぱり産みたくないとか。

そんなこと言われても変わってあげられないし、
赤ちゃんも待ってはくれなくて俺に出来ること限られるけど、

俺が引くとかさ、
絶対ないもん。

でも、本当に嫌なら立ち会いは控えるよ」



「…」



玉「暴言、楽しみにしてていい?」



「いじわる」



玉「俺は医者でもないし、
お産に立ち会うなんて、Aのお産しか無いからさ。
すげー貴重な経験させてもらえると感謝してるんだよ。
俺には味わったことのない、これから先も味わうこともできない痛みがあって、
俺だって逆の立場だったら、Aに暴言吐くかもしれない。
ブチ切れるかも。
でも、相手を思ってる余裕なんてないのがお産だろうし、
命をかけて産んでくれる姿をしっかり見て、Aの偉大さと、母親の強さを知るためにもそばには居たいかな」




「本当、酷いかもよ」



玉「覚悟しとく」



「どこかのヤンキーみたいになったら?」



玉「子分になる」



「…ばか」



玉「俺のことで悩まないで。
本当に嫌なら俺は外で待ってるから」



「…ちょっと考えさせて」




玉「病院の方が良いなら病院でもいいし、
Aの好きなようにしていいから」



「ごめんね」






泣いてる顔を両手で包まれて



勢いよく重なった唇






玉「…あまりにも可愛すぎたから」




こうやってキスするのは何ヶ月ぶりだろう。


「みんないるのに」



玉「見えてないから」



そういうと
もう一度何度も角度を変えてするキス



「…もうおしまい」



玉「…やばい」



「ばか」



2人して視線を落とした




玉「マンションに連れて帰りたくなる」



「やめてよ」





お腹さすりながら、
玉「いいなー、四六時中Aと一緒で」


って赤ちゃんに向かって話し始めた





裕ちゃんの声を聞くと、赤ちゃんがお腹の中でポコポコと動く。


玉「赤ちゃんにちゃんと俺の声も聞こえてるね」

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kmgapsy03(プロフ) - 更新楽しみにしてます! (2022年8月17日 19時) (レス) id: 70d4c7f329 (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 続き待ってます(*^-^*) (2021年2月7日 1時) (レス) id: 7618a5cf86 (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 続き待ってます(*^-^*) (2021年2月1日 2時) (レス) id: 23700234a2 (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 続き待ってます(*^-^*) (2021年1月25日 1時) (レス) id: ad058fd0f4 (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 続き待ってます(*^-^*) (2021年1月22日 0時) (レス) id: ee645294a7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みぃまん | 作成日時:2020年7月3日 22時

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