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涼「え、泣いてる?」



「ごめん、なんでだろ」




涼「もしかして、嬉しかった?」




「…うん、嬉しい」




涼「え、マジ?」




「告白されて嬉しくない人居ないでしょ」



涼「あー、そっち?」






「はぁ、ごめん。
紛らわしくしたね。




涼太くん、私の事を好きだと言ってくれてありがとう。
何事にも前向きで、チャラチャラしてそうな見た目だけど、正反対で。

真面目で、一生懸命で。

だから、そんな涼太くんの彼女になれる子は幸せにしてもらえると思う。


でもね、
私は今好きな人がいるの」



涼「…え?

まさか兄ちゃん?」




「ううん、違うよ。
その好きな人とお付き合いもしてる」



涼「は?」



「ごめんね、黙ってて…」




涼「いつから?」




「1月かな」





涼「嘘でしょ?」





「本当だよ。
グアムに旅行行ったでしょ?」




涼「え、まさかダイビングのインストラクター?」



「インストラクターじゃないけど、
って言うかよく覚えてるね」




涼「…マジか。」





「だからごめんなさい。」



涼「俺って本当タイミング悪い。

兄ちゃんと別れて、受験とか言ってないで直ぐに行動しとけばよかった」




「大学入れば出会いもたくさんあるから私なんかどうでもよくなっちゃう。

合コンも、コンパも山ほどあるし、

黙ってる女の子いないよ」



涼「そんなの、知ってる



…けど、俺はAちゃんが良かった。


初めて自分から好きになって、
捕まえたいのになかなか捕まえられなくて

それがどんどん本気にさせて


本当さ、
どうしてくれんの?」




「どうして欲しかった?」



涼「俺のお願い聞いてくれんの?」




「節度を守れるお願いなら」




涼「ハグさせて」




「ハグ?」




涼「そしたら、とりあえず諦める努力する」




「なにそれ」




涼「じゃなきゃ、今日ホテル連れ込む」



「バカじゃない?」




涼「じゃあ、一回だけ」






「分かった」





両手を広げる涼太くん
お腹に自分の腕を回した


涼「…本当に本当に好きなんだけど」




「ありがとう」




涼「Aちゃんは?」




「ん〜、好きだけど、
恋愛感情ではなくて、
家族みたいな、弟みたいな…」



涼「前にも聞いたわ」





「ちょっと、くるしい…」



涼「ってか、マジでなんなの、そのインストラクター。
Aちゃんも俺が好きだって知ってたくせに、ひどくね?」







「伝えるの遅くなってごめん」

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みぃまん(プロフ) - よしさん» はじめまして^ ^ 楽しんでいただけていれば幸いです!これからもよろしくお願いします^ ^ (2019年5月14日 8時) (レス) id: 553f8a02ae (このIDを非表示/違反報告)
よし(プロフ) - はじめまして…元カレのお話大好きです。2人の関係に切なく思うこともあるけど、いつか、きっと二人がハッピーエンドになる事を願って更新楽しみにしてます。 (2019年5月12日 22時) (レス) id: 487383b8d3 (このIDを非表示/違反報告)
みぃまん(プロフ) - ゆリさん» こちらこそ、待っててもらえて感謝ですー! (2019年5月12日 14時) (レス) id: 553f8a02ae (このIDを非表示/違反報告)
ゆリ - 久々の投稿うれしいです〜!!!ありがとうございます!! (2019年5月10日 7時) (レス) id: cd0098697a (このIDを非表示/違反報告)
みぃまん(プロフ) - さくらさん» だいぶ間が空いてしまって申し訳ないです(TT) (2019年4月21日 22時) (レス) id: 553f8a02ae (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みぃまん | 作成日時:2019年2月2日 7時

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