元カレ8（yuta.t）

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玉「ご飯の支度は出たら一緒にやろ」



キッチンに立つ私の後ろから腰に腕を回して、私の首に顎を乗せて甘えてくる



「お風呂は一緒に入らない」



玉「何で？
今更恥ずかしがることないじゃん？」



「恥ずかしいとかじゃないってば」




玉「じゃあ、先に入って」




「いいって。
先に入りなよ」



玉「Aが先に入って、出たらご飯の支度終わって
俺が出た時、ご飯食べれるじゃん？」




「そっか」




着替えを持って先にお風呂に入ってれば



玉「まだー？」



って10分も経ってないのに入ってきたし




「ちょっとー」



玉「時短だって」




って浴槽に入って来ようとするから



玉「だーめ。
まだ出んなって」



「勝手に入ってくるからでしょ？」




玉「よーく温まらないと風邪ひく」





「もー」





裕ちゃんが洗うタイミングでお風呂から出たけど、



「え？」




鏡に映る自分の身体を見てびっくりする




…付けられた






「早っ」


玉「まだいたの？」





着替え終わって簡単にスキンケアを洗面台の前でやってれば、
お風呂から出てきた裕ちゃん



「付けたでしょ？」



玉「バレた？」




「バレるに決まってるでしょ」





玉「願望だよ」



「なにそれ」





玉「俺のものにならないかなーって」





「ふざけないでよ」




玉「何で？
その位置誰かに見せるの？」



「…見せないけど」





玉「じゃあいいじゃん」






「み、見せるかもしれないじゃん」




玉「はぁ？見せんなよ」



「そんなの関係ないでしょ」






玉「大アリだわ。
そんなところ他の奴に見せるなんて絶対許さない」





「裕ちゃんに許してもらわなくていいし」




キッチンに向かってご飯の支度をする




…ってかもう23時過ぎてるじゃん


お腹すいたの通り越してフラフラしてるのは、
酔いが回ったからなのか
逆上せたのか、
それともお腹空き過ぎなのか



なのに


玉「お腹すいたね〜」




ってさっきまで小競り合いしてたのに
そんなそぶりは一切なくて調子狂うし。


ってこれが裕ちゃんなんだけど






そんな時鳴った携帯




玉「男からだよ」



「ちょ、見ないでよ」






ディスプレイを見れば徹平からで


そっとカバンに仕舞えば



玉「浮気？」



「なにそれ」


玉「出ればいいじゃん」



「切れたから別にいい」




しばらくしてまた着信。



裕ちゃんの視線が腹立つから出ようとディスプレイを見れば悠からだった。

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