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「うん」




蒼「未練あるの?」



「そうじゃない」



蒼「Aに連絡してくるとか
あっちはどう思ってるんだろうね?」




疑問形で聞いてくるけど、
本当は分かってる。

そんな口ぶりに聞こえた



「私は…蒼が好き」



蒼「その言葉信じられると思う?

Aだったら信じる?」




「…私だったら…」


蒼「どっち?」



「好きな人の言ってる事だから、信じる」



蒼「はぁ…

Aのそういう所苦手。
だから、裏切られたんじゃない?」


その言葉に私は深く傷ついて何も言えなくなった





蒼「一回の過ちだからとか、
気持ちがなかったとか…


そういうのじゃないんだよ」




「…」




蒼「大袈裟だけど、
殺人犯が、間違えて死なせてしまいました。
ごめんなさい。

で許されないのと俺の中では同じ」




「…うん」





蒼「俺は、もうAと恋人同士に戻るのは無理だと思う」




「…」



蒼「Aの事好きだから。
本気だったからこの決断に至った。

遊びで付き合ってたら、こんな都合良い話ないでしょ
弱み握ってて、自分が好きな奴できたら、
すぐ捨てれんだよ」




「…」



蒼「今までの俺だったら、
Aの事離さなかった。

だけど、本気で将来見てたから…」




「本気で考えてくれててありがとう。


今までいろんな所に連れて行ってくれて、
色んな経験させてくれてありがとう。

自分のした事の重大さが改めて、分かった…。



…本当は無かったことにしよう、って思ったの。
本当、悪だよね。


もしあの時、蒼に気付かれなかったら、
私はずっと蒼に黙ったまま、
騙し続けて付き合ってたと思うんだ」




蒼「それはそれで、知らなくても良かったのかもね。
でも、きっとAの事だから、
黙ってようと決めても、
黙ってられなくて話してだと思う」



「…」



蒼「それこそ俺は立ち直れなくなると思うから
結果良かったと思いたい」




「ごめんなさい」




蒼「もう何回も謝って貰った。
気持ちは分かったから謝らなくていい」





「うん」






私もずっとボロボロ涙が出てきていたけど、
目の前の蒼も鼻赤くして、泣いていた。





蒼「はぁ、Aと結婚したかったな」




「…蒼がそこまで考えてくれてると思わなかった」



蒼「本当は、許して無かったことにして、
このままプロポーズしちゃおうかとも迷ったけど、
一生この事が引っかかったまま一緒に生活してくと思ったらやっぱしんどいなって」

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みぃまん(プロフ) - よしさん» はじめまして^ ^ 楽しんでいただけていれば幸いです!これからもよろしくお願いします^ ^ (2019年5月14日 8時) (レス) id: 553f8a02ae (このIDを非表示/違反報告)
よし(プロフ) - はじめまして…元カレのお話大好きです。2人の関係に切なく思うこともあるけど、いつか、きっと二人がハッピーエンドになる事を願って更新楽しみにしてます。 (2019年5月12日 22時) (レス) id: 487383b8d3 (このIDを非表示/違反報告)
みぃまん(プロフ) - ゆリさん» こちらこそ、待っててもらえて感謝ですー! (2019年5月12日 14時) (レス) id: 553f8a02ae (このIDを非表示/違反報告)
ゆリ - 久々の投稿うれしいです〜!!!ありがとうございます!! (2019年5月10日 7時) (レス) id: cd0098697a (このIDを非表示/違反報告)
みぃまん(プロフ) - さくらさん» だいぶ間が空いてしまって申し訳ないです(TT) (2019年4月21日 22時) (レス) id: 553f8a02ae (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みぃまん | 作成日時:2019年2月2日 7時

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