元カレ7（yuta.t）

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玉「手、繋いでもいいですか？」



「え？」



…返事をする前に捕まえられてしまい、
そしてものすごい緊張してる






玉「キス…しても良いですか？」



「……」





玉「だめ？」




「…いや、改めて聞かれると…」




玉「あーやっぱやめとく」




って、恥ずかしそうに言い直した。

そんな恥ずかしがってるとこっちまで恥ずかしさが移るじゃん




「ね、今どこに向かってるの？」


玉「夏ー！って感じのところ」





「それって海じゃない？」




玉「バレたか」



「だって、この道路そうでしょ？」




玉「夏休みだから混んでるかな〜
でも平日だし、そうでもないかな〜」









裕ちゃん、あのことには一切触れないけど、
どう思ってるか聞きたくて






「長崎のこと…」




玉「…」



「電話で…」



玉「ダメ。」



「え？」




玉「後でにして、その話」







そっから、裕ちゃんは私が喋る隙を与えないくらい、仕事の話、メンバーの話をして



しばらくして、駐車場に止められた車。



玉「降りよっか」




「大丈夫？結構人いない？」




玉「気づかれないっしょ」





はい、って渡されたサングラスはお揃い








「めっちゃ気持ち良い」



キラキラに光る水面

風は少し強いけど、
気持ち良い







玉「あっちまで行ってみよ」







手を繋いで砂浜から、
テトラポットめがけて歩くことに



玉「意外と遠いな」






砂は日中の日差しで暖かいけど、
この時間は裸足で砂浜歩けるくらい



玉「A」



「ん？」






玉「俺のこと好き？」




「好きだよ」







玉「そっか」




「…なにそれ。
裕ちゃんは？



私のこと好き？」






玉「言わない」




「…嫌いなんだ。」



玉「嫌いじゃねーし」




「嫌いじゃないけど好きでもないんだ」






玉「そうじゃないって」







「…じゃあ何？」





玉「好きに決まってんじゃん」




って触れるだけのキスを不意打ちでされた///









テトラポットまで行くまでに、



玉「この辺で休憩しよ」




って自販機で飲み物買ってくれて、
コンクリートに座った。









玉「さっき旅行のこと、何かいいかけてたのに邪魔してごめん。

ちゃんと聞くから、話してくれる？」





「長崎行くメンバーに男の子がいる事話さなくて、ごめんなさい。

電話くれたのに、
出れなくて…しかも私じゃない人が電話に出てしまったことも…ごめんなさい」

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