元カレ7（yuta.t）

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「もしもし…」



玉「俺。」



「うん」




玉「今日予定あった？」




「いや、特に…」



玉「俺も今日OFFでさ、

会えない？」





「うん、」




玉「1時間後に迎えに行っていい？」





「分かった、待ってるね」









通話が終わってため息。



…緊張した…




お昼どころじゃなくて、
急いで着替えて化粧して、、




着いたよ、ってメッセージ入って家を出た。







家の前には見たことのない車が止まってて、
運転席から裕ちゃんが降りてきた




「…すごい車」




玉「うん、買った」



「え、これ裕ちゃんのなんだ」



玉「って行っても中古だけど」



中古って言っても全然見えない。

ピカピカだし、
型も新しいよね。




玉「とりあえず、乗って」




「…後ろの方が良いよね？」




玉「いや、前のって」




小さな声で、


お邪魔しまーす



って助手席に乗った





玉「…元気だった？」




「うん」




玉「少し痩せたんじゃない？」




「そうかな？
計ってないからわからないけど」





玉「とりあえず車出すわ」



「うん」









行き先が決まってるのかな、
迷いなく運転してて、



私はじっと座ってつくのを待つのみ




玉「お腹は？お昼食べた？」



「あ、うん、食べてきた」



玉「だよね、もう15時になるし」





「裕ちゃんお腹空いてるなら、付き合うよ、
私もちょっとしか食べてないし」





玉「いや、大丈夫」








今まで一緒にいてこんなにも緊張することなかった。

ってか何話そう。
色々聞いたら嫌だよねきっと…




なんて色々考えすぎて何も話せなくなってる



玉「この間サーフィン行ったけど、
みんな彼女連れてきてて、
俺もA連れてけばよかったって思った」




「休みあるんだね」



嫌味のつもりで言ったのに全然響かない



裕「急に休みになることあるんだよね」




「そっか…」




裕「夏っぽいことしてる？」



「受験生に夏休みはほぼないから」



裕「受験生は涼太でしょ？
Aには関係ないでしょ」






「そうなんだけどさ」






裕ちゃんにちゃんと謝らないといけないのに、触れてこない。

この件はもしかしてもう終わった話なのかと錯覚してしまうほど裕ちゃんは普通で、




でも、もしかしたら私から話振った方が良いのか…







今日の裕ちゃんはいつも以上によく話す。

気まずいと思ってるのか、
気を使ってるのか…

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