元カレ7（yuta.t）

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久々楽しくてつい飲みすぎた私は
楽しくなっちゃって、



蒼に電話して呼び出していた


彼氏ができたことを打ち明けたら、
色々聞かれて、

みんなが蒼に会いたいって。




気分良くなった私は蒼の迷惑も考えないで電話して


“来てくれないなら、浮気するから”


なんて調子乗ったこと言っちゃったりして。





電話を切って1時間しないで来てくれて、

みんなに紹介した。


蒼「大丈夫？」



「平気だって」




彼氏を友達に紹介するのが物凄く嬉しくて、
みんなが蒼を褒めてくれるのが嬉しくて

さらに調子に乗って飲んじゃった。



フラフラで、車で来た蒼に家まで送ってもらうも、
家の前で帰りたくない


って駄々こねて
蒼の家に連れてきてもらって



その後の記憶はない。




朝、喉の渇きで目が覚めたら
リビングでテレビ見てる蒼がいて



蒼「おはよ」



「…おはよう、ございます」




蒼「ふふっ」





「…昨日はすみませんでした」



蒼「昨日は楽しかったよ」




「ごめんね、急に呼び出して…

めんどくさかったよね」




蒼「反省してるなら、
とりあえずシャワー浴びてこい！」




「…はい」




はぁ、酒癖悪いと思われたなー
こんな彼女軽蔑されて当然。




シャワーから戻れば、
さっきと同じ場所でTV見てる蒼がいて、



蒼「何してるの？」




「え？」



蒼「おいで」




って自分の隣をポンポンと叩いた。



蒼「髪ちゃんと拭かなきゃ」



「ごめん」




蒼「ほら貸して」



バスタオルで優しく髪をタオルドライしてくれる




蒼「体調悪くない？」



「体調？」



蒼「二日酔いとか」





「あぁ、うん。
大丈夫だよ」




蒼「やっぱ強いよね、Aって。
俺あそこまで飲んだら次の日死んでるわ」






自分より酒が強い彼女…
可愛げないよね…



自分が自分で嫌になる。






蒼「どうした？」




「ごめん。
二度とあんな席に呼び出したりしないから」




蒼「え？
何で？俺めっちゃ楽しかったし」




「楽しかったの？」



蒼「Aの友達はみんな良い子ばっかり。
Aが築き上げた人間関係なんだなーって思ったら、俺もみんなの事好きになった」



「軽蔑しない？」



蒼「なんで？」



「お酒飲みすぎるから…」




蒼「まぁ、それはちょっと心配でもあるけど、
昨日は俺がいたからなんだな、って思ったら
それすら可愛くて仕方なかったけどね」





「蒼は優しいよね。
普通こんな彼女の事嫌になるよ」

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