元カレ7（yuta.t）

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受験日までカウントダウン。


そうなるともちろん、蒼にも会えないわけで。


でも正直私も受験のことで頭がいっぱいだった。



涼「夢見たんだよね」




「どんな夢？」



涼「受験も失敗して、
フラれて、
引きこもりになる夢」





「涼太君は引きこもりには絶対ならない」





涼「意外と繊細だよ？」




実は、まだ蒼の話は涼太くんにはしてない。

期待させてるわけじゃないんだけど…






受験の合否が出た時に、
家庭教師のバイトが全部終わった時に話そうと思ってる。


この方が後腐れなく、玉森家ともお別れできるかな、と思って。





出してる課題以上にこなす涼太くんは、
きっと毎晩寝る間を惜しんで頑張ってる。



正直見ていて心苦しくなる時もあるけど、
この努力は全て自分に返ってくるから。


綺麗事かもしれないけど
これが一番いい選択だと思ってる。





涼「ねぇ、休憩しよ」




「ん、採点しちゃうから休憩していいよ」





って言えば、
ベットに横になった涼太くんを背中に、
採点してく。





「うん、完璧だね」




って振り向けば、
口を開けて寝てる涼太くん。


きっと昨日もちゃんと寝てないんだよね？
10分だけ寝かせてあげようかな



強引に布団をかけてあげるけど、
気休め程度にしかならないけど




…そしてこの寝顔。。。


さすが兄弟。
そっくりすぎて焦るもん





10分経って、
涼太くんに声かけるも、ダメ…



「寝起き悪いのも兄弟そっくり」




「今日終わりにしちゃうよー」




揺り起こすも、ダメで




このまま今日は終わりにしてもいいかな。



1階に降りて、裕ちゃんのママに事情を話した。



玉母「ごめんね、せっかく来てもらったのに」




「それは全然大丈夫なんですけど、
課題の量以上に頑張ってやってくれてるので
ちょっと無理させてしまってるかもしれません」




玉母「ありがとう。
涼太は自信ないのかな？」


「問題も良くできてるし、
不安な所も一つ一つ解消してるので焦ることはないと思うんですけど」



玉母「変にスイッチ入ってるのかな？
私も気をつけて様子見ておくね」






予定より早く家を出て、蒼に連絡してみたけど、仕事中って返事が来た




今日は会えないかな、
駅ビルぷらっと見てこうかな、って寄ったら中学の同級生に会って、
飲もうか、って盛り上がった。



早速グループラインに飲み開催メッセージ入れれば、何人か来れるって

さすがだよね。
団結力半端ないクラスだったもん

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