元カレ7（yuta.t）

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バイトが終わって、
夕飯の準備してくれてたけど、帰ってきた。




体調悪いっていうと、
裕ちゃんのママのことだから心配するから、

女の子の日で、って嘘ついて。



本当に生理前だから身体ちょっとダルいし…



なんか眠いし、
そのままベット入ったら、朝まで寝れるかな…







って思ったけどやっぱり眠れない。






夜トボトボ歩いて近所のコンビニでアイス買って帰る途中に



徹「よっ！」




「うん」




徹「え、まさかアイス買ったの？

俺も買ってくるから待ってて」



「え？」




って道路の真ん中で待ちぼうけ。

5分もしないうちに戻ってきた徹平と

歩きながらアイスの封を開けた




徹「なんかあった？」


「なんで？」


徹「…いやなんとなく？」




「別に何もないよ」



徹「なら良いんだけど」



「徹平は？
彼女とうまくいってるの？」




徹「まぁ、ゆっくりだけどね」




「へぇ、良かったじゃん」




徹「いや、なんかさー
周りの話とか聞くと正直めっちゃ焦る。

俺、マジで盛った犬状態だったし。

でもさ、
彼女なりに俺に応えてくれてるのが分かったら
周りのいう普通とかどうでもよくなって、

俺らなりにで良いんだって思ったらさ、
余計に愛おしくなった」



「愛おしい、か」




徹「…お前今泣きたいだろ？」



「は？」



徹「俺にはそう見える」






「……」




徹「俺の言葉に感動したっしょ？」




「バカじゃん」




徹「まぁまぁ、元彼が今カノにゾッコンじゃ素直に
喜べねーよな」




「出た、自意識過剰発言」





徹「自意識過剰でいられんのは、Aの前だけだから」




わかってるって
徹平は本当は繊細で傷つきやすい。




徹「俺さ、中学の時Aの事好きになって、気持ち悪いかも知んないけどずっと見てきたし、

別れてからもやっぱり好きだったから、お前の事他のやつよりは分かってるから。
これは自意識過剰じゃなくて、ガチで」





……



徹「…辛い時は我慢すんなよ」




徹平の言葉で涙腺崩壊してしまって
溢れ出てくる涙


頭撫でてる徹平の大きな手が暖かくて、
張り詰めてた糸が緩んで




ヒクヒク言うくらい泣いてしまって



子供をあやすように、抱きしめられて背中をゆっくりさすってくれる





徹平のTシャツは私の涙でシミになる程泣いたのに
涙は全然止まらない



徹「ちょっと落ち着いたか？
座って待ってて」




ベンチに座らされて、



徹「泣いたら喉乾いただろ」

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