元カレ7（yuta.t）

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「なんか温度違う気がする」



涼「どこ？」




「窓際だから暑いのかな？」



涼「暑い？移動する？」



「涼太君が暑くなければいいよ、ここで」




涼「ってか、なにそれ、めちゃうまそうじゃん」




涼太君のはコーラで、
私のはいちごみるくにソフトクリームが乗ったやつ。


「でしょー？
ちょっと、気になって買って見た」





涼「ね、ちょっとちょうだい」



「いいよ」



涼「1番に飲むの気がひけるんだけど」




「今更遠慮するんだ？
別にいいのに」






先に飲んでみれば




「んまぁ
いちごみるくの果肉入りやっぱ美味い」




涼「これマジで美味い」


これハマるやつ！





「またインスタに載せるんでしょ？」




涼「顔は映さないって」




「そういう問題じゃないし。


ってか早くやるよ」






あっという間に時間は経ち、
窓の外は完全に陽が落ちていた





「ねぇ、最近裕ちゃん帰ってきてる？」


フードコートで夜ご飯食べながら聞いてしまった



涼「うん。毎晩帰ってきてるけど、
朝も俺が起きる前にはいない。



もしかして会ってないの？」




「…うん」




涼「連絡は？」




「してない。

返事返ってこないし」





涼「ってか何があったの？」




「…言わない」





涼「珍しくね？

こんな長い時間喧嘩してるなんて」




…この喧嘩って、いつまで続くの？
そんなこと、私にだって分からない。


会えるか聞いてるのに連絡返ってこないんだもん








この日、家まで送り届けてくれたのは涼太くんで、

涼「また明日ね」



って笑う顔が裕ちゃんに何処と無く似てて、胸が苦しくなる。






裕ちゃんに電話を切られた日から、
私の夜の寝つきは最悪。


全く寝れてないわけでもないけど、
気づいたら明け方になってることも多い。



たまに缶チューハイとか飲んでアルコールの力で寝たり…

学校があるわけじゃないからなんとかなっちゃってるのがさらにやばいんだと思う。






今日は涼太くんチで勉強。

バイトの日。



いつも通り順調に進めてく。



お昼挟んで、勉強開始。




涼「何？」



「え？」



涼「…見過ぎじゃね？」




「…いや、ごめん」




涼「カッコ良いな〜とか思った？」




ふざけて顔覗き込まれて恥ずかしくなる



涼「…そんなリアクションされたら調子狂うわ」






ごめんね、
うまく返せなくて。





なんか、今日はなかなか切り替えできなくて
…この気持ちごまかすの疲れちゃった

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