元カレ6（yuta.t）

296 ページ46

「えーめちゃ楽しそうだなぁ」



シ「あ、基本誰でもウェルカムだけど、
旅行って自分勝手な事されたりする人がいると
一気に楽しくなくなるからさー

Aちゃんにだから声かけたから。

一応ひっそりと活動してて、
仲間うちで人数集めて今30人ちょいなんだよね。

毎回みんなが参加できるわけじゃないけど、15人前後は毎回集まってて、

レンタカーで行くときもあれば公共機関使うときもあってさ、
毎回テーマ決めて行くんだよね。

俺が言うのも変だけど、みんなクセ強いけど悪い奴はいないから


大学の思い出作ろうぜぇって活動してる感じ」




「長崎の日程、聞くだけ聞いてもいい？」






…正直物凄く魅力的だった。

ショウ君と連絡先交換して先に電車を降りた。


詳細決まったら連絡くれるって。


長崎とか行った事ないし、
今回のテーマは修学旅行。

修学旅行でいきそうなところを見て回るらしい。



冬には長野にスノボ合宿テーマで行ったり、
普通に観光とか
食い倒れツアーとか

大学生の追いコン宿泊編とか、


最後にレポートまとめたりしてるらしい。



学生最後の夏休み、きっと私は大したイベントもなく、、、
あっという間に夏が終わりそうだもん。



きっと都合つけられるし、参加したいって思った。







学期末のテスト勉強


家にいけばテスト週間だから帰宅も早い。



「ちゃんとやったの？」


涼「当たり前じゃん。
集中力切れて、ちょっと寝てた」



見直せば完璧。



苦手で間違えてたところもちゃんと出来てるし




「偉い偉い」




涼「でしょー？
やる時はマジでやるから」



分かってるよ。
涼太君の本気は凄まじいってこと。




涼「いや、でもさ、これちょっと不安だったんだよね」




って出してきたのは古文の問題



「え、合ってるよ？」



涼「マジ？」





「うん、これも、これも完璧！
ちゃんと理解できてるから自信持って良いよ。

ねぇ、今度のテストの結果で本気で大学見直してみない？」



涼「んー、考えとく」






この日の夜、
食べ終わった後、後片付けをしながら私は裕ちゃんのママに話した。


「苦手だった科目もグングン伸びてて、
次のテスト、良いと思うんです。

今日、志望校見直さないかって、すいません勝手に話しました」



玉母「そんな良くなったの？」



「ちゃんと理解してるし、
この間のゲリラテストも良かったし。

次のテストもスラスラいけると思うんです」




玉母「涼太はなんて？」

297→←295

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す