検索窓
今日:14 hit、昨日:9 hit、合計:298,390 hit

279 ページ29

玉「A?何かあった?」



「別に何もない」




玉「嘘だね」


「嘘じゃないって」



玉「じゃ目を合わせて」




………




玉「ほら嘘ついてる」




「目見たし」




玉「見たけど、すぐ逸らした。

ってか、何年一緒にいると思ってんの?

言いたくないならいいけどさ、
嘘はつくなって。

それに、俺は彼氏じゃないけど…
彼氏以上にAのこと大事にしたいし、
幸せにしたいと思ってるから、

言い方考えて欲しかったわ」





「それはごめん」




玉「…この関係、キツイ?」





「……別にキツくない」







玉「まぁ、いいわ。
言いたくないんだろ?


とりあえず大学まで送るから支度しよ」





寝起きの二人。



「シャワー使う?」




玉「いや、家で入るから大丈夫」




「…裕ちゃん先に帰っていいよ。
私支度に時間かかるし」





玉「……」





「鍵開けっぱなしで良いから。



またね」






着替え持って、
部屋を出た。






「はぁ、」







脱衣所で、自分の口から出た言葉、後悔してると
玄関のドアの音がした






…帰っちゃった。



ってか、私が帰したんだけどさ、

シャワー入りながらため息しか出ない。
涙も出てくる









なんかもう、何にもやる気にならなくて
本当はサボりたかったけど、
支度して大学に向かうために家の鍵を閉める




今回の事は…
何も話してくれない裕ちゃんにモヤモヤしてた私が悪い。




…ちゃんと謝ろ。



こんなにモヤモヤしてるのに、
このまま、裕ちゃんはまた撮影で地方に仕事に行かなきゃいけないとか、

良くないよね…




ごめんね、ってメッセージ送ろうかな…














「うわっ」









いきなり背後から抱きつかれて、
びっくりしたのと同時に顔を見なくても誰だかは分かる






玉「ごめん」





「私こそごめんね」





玉「何がごめん?」





「全部ごめんなの」








目から溢れてくる涙が、
裕ちゃんを困らせてるのは分かる。


でも、涙は止まらなくて






玉「ごめんて」




「ばか」




玉「ごめんごめん」



小さい子をあやすように抱きしめて、優しく背中を撫でてくれる裕ちゃんの手が暖かくて、安心できる。






玉「大学行くんでしょ?
送るから」






「今日はやっぱり行かない」




玉「サボるの?」




「誰のせいよ。
こんなんで大学行くのいやだもん」



玉「行くために用意したくせに?

ま、いっか。

よし、じゃあデートしよ」

280→←278



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (423 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
995人がお気に入り
設定タグ:玉森裕太 , キスマイ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ラベンダー畑(プロフ) - 初めて コメします! 玉森くんと 主人公のやりとり 微笑ましく 読んでいましたが ふと これだけ インターネットが 普及し 文〇砲とかが ある時代 いつ バレるのかと 違う意味で ドキドキ しながら 更新 楽しみに してます! (2018年6月19日 23時) (レス) id: 96566dd837 (このIDを非表示/違反報告)
みぃまん(プロフ) - さくらさん» コメントありがとうございます! ずっと読んで下さってますよね^ ^ 嬉しい限りです!! (2018年4月29日 19時) (レス) id: 553f8a02ae (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - もうめちゃくちゃ更新を楽しみにしています!! (2018年4月28日 0時) (レス) id: a30f250186 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みぃまん | 作成日時:2018年4月14日 4時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。