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差し出された涼太くんの手を握りしめて、
涼「荷物貸して」
「ごめんありがと」
そのままホテルを出て、
駅まで歩く
「もう平気じゃない？」
涼「分かんないよ、あいつ結構付いてくるし」
「ってか、タクシー乗ればよかったよね」
涼「今更じゃね？」
「ごめん、気づくの遅くて」
涼「天気もいいし、
のんびり歩いて帰ろ」
桜の蕾が膨らんでいる桜並木を歩きながら
涼「花見とかしたいなー」
「いいね〜」
涼「咲いたらまた来ようよ」
「未成年と一緒じゃお酒飲めないしなー」
涼「別に飲んでもいいよ？」
「昼間から桜見ながらお酒飲んでて、
高校生といたら私、めっちゃ悪い大人じゃん」
涼「俺ね、結構上に見られること多いからバレなくない？
とりあえず今日はアイスクリームでもいい？」
ってソフトクリームの幟に引き寄せられるように列に並んだ。
平日の昼間だからお客さんは小さな子を連れたママ達。
「ふふっ」
涼「小さい子好きなんだけどなー」
子連れのママの後ろに並べば、2歳くらいの子の女の子がさっきまでママの周りをグルグル回ってたのに、涼太くんと目が合ったらピタリと止まりママの陰に隠れてしまった
「恥ずかしいんじゃない？」
涼「兄ちゃんと同じ人見知り？」
「あ、違うかも。」
私と目が合えばニコニコ笑ってくれたから
涼「まじかー地味にショックだわ」
「残念でした〜」
涼「小さい子本当好きなんだけどなー
きっとイケメンは恥ずかしいんだね」
「はいはい、そうかもねーー」
何度もチャレンジするけど、
だんだん本気で怖がり始めちゃって
注文の順番が回ってきた。
桜色のソフトクリームと、抹茶のソフトクリーム
春らしい色で、インスタ映えしそうだね、って写真撮って
涼「んま」
「ほんのり桜の香りする！」
涼「マジ？ちょっと頂戴」
「私も頂戴」
って二種類のアイスを食べて、
「そういえば」
涼「ん？」
「普通に楽しんじゃってた、ごめん。
昨日からすごく迷惑かけてるのに」
涼「あー俺も忘れてた。
ってか迷惑とか思ってないから。
兄ちゃんが気兼ねなく頼めるの俺だし、
その分俺もめっちゃ兄ちゃんに助けてもらってるし。
だから、全然迷惑とか思わなくて良いから」
「ごめんね」
涼「ごめんもいらない」
「ありがとう」
涼「そっちの方が良いわ」
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ラベンダー畑(プロフ) - 初めて コメします！ 玉森くんと 主人公のやりとり 微笑ましく 読んでいましたが ふと これだけ インターネットが 普及し 文〇砲とかが ある時代 いつ バレるのかと 違う意味で ドキドキ しながら 更新 楽しみに してます！ (2018年6月19日 23時) (
レス) id: 96566dd837 (このIDを非表示/違反報告)
みぃまん(プロフ) - さくらさん» コメントありがとうございます！ ずっと読んで下さってますよね^ ^ 嬉しい限りです！！ (2018年4月29日 19時) (レス) id: 553f8a02ae (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - もうめちゃくちゃ更新を楽しみにしています！！ (2018年4月28日 0時) (レス) id: a30f250186 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みぃまん
| 作成日時：2018年4月14日 4時
