元カレ（yuta.t）

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付き合って、1年がたった。




私達が二年生になるのと同時に、
1個下が入学して来るわけで、

うちらの代よりは多少は女子多め。




玉森くんは、同じグループで活動してる千賀くんて子が入学してくるってワクワクしてたけど。





気付いてる？

玉森くん事を見に1年の女子がまいにちうちのクラスに覗きにきてる事。








玉「怒ってんの？」



「別に」




玉「俺なんかした？」



何にもしないからムカつくんじゃん





「暑い」


玉森くんが隣にくっついてきたから八つ当たり



玉「今日暑いもんねー」




「じゃあくっつかないで」


八つ当たりしてるのわかってるけど、
だって、、、




玉「ね、GWさ舞台にでるけど、、見にくる？」



「え？」



玉「あ、でもAはすぐヤキモチ焼くから辞めたほうが良いかも」




「……じゃ行かない」



玉「でもね、俺結構出るよ」



「…へぇ」





玉「早く頼まないとチケット取れないからね」




「…じゃ行く」




玉「ん。じゃあ、日曜でいい？」








「いつでも良い…」




自分の天邪鬼ぶりは自分でも嫌になる。









玉「メンバーの彼女も来るって」



「え？」



玉「席隣になると思うから」


「…大丈夫かな。」




玉「何で？」





みんな大人でしょ？
だって、
3つ上とか4つ上とか…

お兄ちゃんとそう変わらないけど
子供って、私だけじゃない？








2週間、
私の悩みはずっとこれ。


何着て行こう。
何話そう。



玉森くんに色々話聞いて欲しかったのに、
４月は舞台の稽古があるとかで殆ど学校には来れなくて。




やっと会えたのは、舞台に行く３日前。




夜、疲れてるのにうちまでチケット届けに来てくれた



近くの公園で待ってるって連絡が入って家を飛び出した



「おかえり」


玉「会いたかったー」




ぎゅーって抱きついて
深呼吸した

玉「チャリ飛ばして来たから汗臭いかも」



「それでもいい」



玉「いい匂いする」


「もうお風呂はいったもん」





少し体に隙間ができたと思ったら

玉森くんが屈んでキスしてくれた




「ふふっ」

玉「ん？どうした？」




「久しぶりでちょっと恥ずかしかった」



同じ学校で同じクラスなのに、
こんなにも会えない日もあって、
近くにいるはずなのに遠距離みたいで。



でも、会えた時のこの時間がたまらなく幸せ









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