21 ページ21
一瞬何が起こったのか分からなくってフリーズしたけど、すぐにキスされた事に気付いて、繋いでる手を強く握ったら握り返してくれて、
唇ももう一度強く押し付けられた。
「あっつい、」
恥ずかしさで沸騰寸前なんだけど。
もう、亡霊どころじゃなくて、
涼しかった室内なのに、
やたらと暑い
玉「嫌、だった？」
もうすぐ人間界に戻ってくる時に
耳元で聞かれた。
「嫌なわけないじゃん」
本当はこの手も離したくないけど、
ここで終わり
閉園時間ギリギリまで、
パレードも見たし、
乗りたかったアトラクション全部乗れて
めっちゃくちゃ楽しかった。
みんな同時に電車に乗ったけど、
最終的には二人きり
最寄駅に着く頃には日付が変わろうとしてる
玉「…やっぱ送る」
「自転車だから平気だって」
玉「いや、ダメ」
玉森くんて、心配性過ぎない？
自転車で飛ばせば10分かからないし、
結構駅から自転車で帰る人はみんな同じルートで帰るから一人になるのなんてだったら1.2分だもん
強引に私の最寄駅で一緒に降りて、
改札を抜けた。
駅前の駐輪場に寄ると、玉森くんが私の自転車を押して歩いてくれて、
でも、玉森くんの左手は私の右手をしっかりと捕まえててくれてる。
ちらほら人がいるけど、
みんな帰るだけだから、誰も他人の私たちのことなんか見ていない。
「疲れてるのにごめんね」
家の前の公園に着いた。
「自転車乗ってって」
玉「だって、明日どうするの？」
「明日は駅までバスで行く」
少し渋る玉森くんに
「疲れて明日起きれなくて寝坊するよ？」
玉「……じゃ借りてこうかな」
半分脅し。
寝坊したら、会えないじゃん
ここでバイバイするのがすごーく嫌で、
繋いだ手を離すことが出来ない
玉「ちょっと来て？」
自転車のスタンド立てて、
連れてこられたのは公園の端っこ
ギュって抱きしめてくれた
玉「明日ね」
「うん」
玉森くんの身体が離れて、
隙間に生暖かい風が通る。
玉「二人きりじゃなかったけど、
デート気分だった。
めっちゃ楽しかった。」
「私も、すごく楽しかった。
いろいろ買ってくれてありがとう。」
玉「…ダイスキ」
そう言うと、優しく唇が塞がれて、
この先をどうしたら良いか分からずに、少し力を抜いたら
さらにグッと引き寄せられて
身体の力が抜けるくらい、今日一番のキスをしてくれた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1587人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みぃまん(プロフ) - ラベンダー畑さん» コメントありがとうございます^ ^ 正直頭の中でどんな結末にしようか悩んでるところですが、、、これからもお付き合いくださいませ(^^) (2017年8月18日 20時) (
レス) id: 553f8a02ae (このIDを非表示/違反報告)
ラベンダー畑(プロフ) - 題名が 元カレと いう所が 超気になりますね ってことは ・・・ですかね？ 目撃された玉ちゃん 今後が 気になります (2017年8月17日 22時) (レス) id: 96566dd837 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みぃまん
| 作成日時：2017年6月30日 23時
