元カレ（yuta.t）

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ズボンの柄と私のスカートの柄が同じで、
うちの制服だとすぐに分かった。





チラッと横目で見ると



玉「お疲れー」



玉森くんだった



「びっくりしたじゃん」



玉「何で？」



「こんなガラガラなのに隣に座るから、
痴漢かと思ったし」



玉「は？酷くない？」




グループトークだからいちいち鳴るバイブに気付いた玉森君は



玉「めっちゃ鳴ってるよ、いいの？」



「え？うん、」


玉「こんな時間まで遊んでたの？超不良じゃん」


「玉森君だってそうじゃん」



玉「俺は…べつに。」



「なにそれ。」



たわいもない話して、
次私は乗り換えなのに、
玉森君は夢の中


膝ツンツンして起こす



「私次降りるから」


ってか玉森君はどこまで乗るの？


玉「え？ここどこ？」



電光掲示板を見て、


玉「俺も降りる」




乗換駅だからなだれ込むようにホームに降り立った。



気怠そうに歩く玉森君に

「最寄りどこ？」


聞くと、

私の一駅先だった



私の知ってる中学の名前言っても当てはまらない






玉「最寄りから、またバス乗るから」



そっか、
それなら分かるわけないか。




「じゃまたね」

玉「うん、明日」



そっか、地元結構近いんだ。
って言っても、遠いんだけど。

玉森君は駅からバスって言ってたけど、
実は私も駅からバス。
10分くらい揺られて、

バス停からは徒歩2分。




なかなか面倒臭い。
バスも結構並ぶしね。






うちの学校は、前期と後期のテスト。

前期テストは夏休み前なんだけど、、、


正直、1年の前期のテストはほぼ中学の復習だから全く持って楽勝と余裕かまして、みんなテスト期間の短縮授業を遊びまくる




クラスの何人かでカラオケ行ったり、
ゲーセン行ったり…



男女あわせた仲良し7人で、
テストの打ち上げにディズニー行こうって話になった。

言い出しっぺの結城くん。

でも、みんなその提案には迷わず乗るよね。



バイトしてる子もいるけど、
とりあえず私は親に相談。




結「Aさ、玉森にも聞いといてよ」



「え？何で私？」



結「男子から聞くより女子に聞かれた方が嬉しいっしょ、

それに、このメンバーで、玉森と一番仲良いのAでしょ」




…んまぁ、そうかもしれないけど。

頼んだよ、って結城君に言われちゃった。





何となくだけど、
玉森君、そう言うの面倒臭いとか思いそう。


みんなといても、結城君みたいにわちゃわちゃ話してるわけじゃないし

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