運命感じちゃった5（yuta.t）

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玉「間に合った。
あ、トイレ大丈夫だった？」



もう予告始まっちゃってるし…

貸切同然で、隣には誰もいないんだけど。


「うん。

何見るの？」



玉「Aが見たかったやつ。」




って、
これって何シートって言うの？

リビングにいるかのような、すごい大きなソファに、オットマン。
サイドテーブルまである




裕太くんは慣れた様子で座るけど、
どうしたら良いのかわからず突っ立っていると



玉「おいで」

って腕を引っ張られて
ふかふかなソファに腰掛けた


御構い無しに、映画の予告映像が流れて

玉「うわっ、これめっちゃ見たいわ」

って予告を見てテンションが上がって映画モードの裕太くんと、
まだ、状況が飲み込みきれてない私。





玉「A？」



隣で優しく微笑む裕太くんが、
見えないように貝殻つなぎをしてくれて


とりあえずソファに体を預けて映画に集中した。









エンドロールが流れた時に、


玉「行こ」


って、さっさか席を立とうとするから、余韻に浸る間もなくて。






車に乗り込んで



玉「ごめんね？こんな見方しかできなくて」


なんて謝られた。


「びっくりしただけ。
でも楽しかったよ」



それに、やっぱりカップルが2人で映画なんてデートっぽくて、やっぱり嬉しかった。



「あの映画私が見たかったって知ってたの？」


玉「当たり前じゃん」

ってドヤ顔だけど…


私見たいって言ったっけ？


「偶然でしょ？」

玉「いや、マジで知ってたって」

って、隣に座ってて可笑しくなるくらいルンルンな裕太くん。



お腹減ったなーなんていう裕太くん。

お昼近いもんね



「帰って食べてる時間ないよね？」

玉「何か、買ってこよっか？」


って、たまたま通りすがりのカフェの前に止まって、

玉「なにがいい？」


って。


「裕太くん買いに行くの？」


玉「やっぱ、俺なんでもいいから、かってきてもらってもいい？」

ってお財布からお札出して、握らされた。





期間限定の、ローストビーフが挟んであるサンドイッチと、ハワイアンロコモコとドリンク２つのテイクアウト。


待ち時間フラッと店内を覗くと、



奥で手を振る人がいて、
目をこらすと



藤「久しぶり」


太輔くんだった。



「久しぶりだね。1人？」


藤「そ。これからラジオなんだわ
その前に腹ごしらえ。」

「んふふ、同じだね？
裕太くんも外で待ってるんだよね」


って2人で窓の外から見える車を見ると、
裕太くんは気づいてないみたい

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