運命感じちゃった5（yuta.t）

207 ページ7

「綺麗で可愛くて、
この子タイプだなぁ、とか思わないの？」


玉「んー、かわいいな、とか思っても、別に。」


「裕太くんて、結構強引じゃん？」


玉「全然でしょ」

「えー、強引だって。
しょっちゅううちに入り浸ってたじゃん」

玉「それは、Aの事好きで、
めちゃ会いたかったから」

「じゃあさ、うちに遊びに来て、あわよくばヤろうとか思ってたの？」


玉「純粋に会いたくて、
会えば楽しくて居心地よくて。
だけど正直に言うと意識はするよ。
ってか男は絶対するね」



「えー、裕太くんみたいな人多いかもしれないけど、
私の友達はいないもん」



玉「え？俺以外に彼氏以外の男を部屋に入れたりするの？」


って、いきなり体制変えて、思い切り見つめてくるからびっくりする

「今はもちろんないよ？」


玉「今あったら俺、オコだわ。

ってか何？普通にあった感じ？」


「んー、大学の時とか…
彼女にフラれたから慰め宅飲みって、二人で飲んだり…


みんなと鍋パしてたら、気づいたらみんな帰っちゃってて、泊めてもらったり。


基本、学生の友達は私の扱い女子じゃないもん。

太田先輩とか。

ってか、裕太くんだって女友達くらいいるでしょ？」


私の話を聞いた裕太くんはふかーいため息ついて。


玉「それは、運が良かったのと、友達に恵まれてただけ。
家行き来する女友達は居ないね、俺。

それに太田さんがAんちとか初耳だし。」


「太田先輩は、太田先輩んちだったかな？

誰でもじゃなくて信用できる人じゃないと、もちろんないよ？

一応、見る目はあるし」


玉「中にはいるよ？
欲に負ける友達も」



「裕太くんみたいな？w」

玉「俺、付き合う前にヤってねーから」

「ヤったと思ってたじゃん」

玉「あれは、酔ってたから…
ってか、誤解だったし。」



「私の、信頼してる友達は、酔っててもそんな事する人はいないもん。」


玉「ってかまじか。
太田さんちに泊まるとかー、

なにもしないけど、ベットで一緒に寝るわけ？」



「寝るわけないって。」


玉「朝まで飲むの？」


「んー、気づいたらコタツで寝てた、とか？」


玉「超あぶねーじゃん」


「信頼してる先輩だよ？」



玉「俺の事も信用してた？」


「うん。
じゃなきゃ泊めたりしないし。


最初は人懐っこい犬みたいなさ、

そんな感覚だったし。」



玉「犬？ひどくない？
俺の存在友達以下じゃん！」



「でも、その人懐っこい犬が今すごーく大切な存在だよ？」

208→←206

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す