運命感じちゃった5（yuta.t）

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「ごめんなさい。」

玉「え？」

「私、本当自分のことしか考えてなかったから
裕太君なら許してくれるって甘えてた」


玉「…」


「正直に言うと自分のやりたい事を第一優先にしてた。
ひどいよね…だから、裕太君を怒る資格も、責める資格もないし、彼女でいる資格もないんだよね」


玉「……


俺も正直に言うわ。。」


ってゆっくり口を開いた裕太君



玉「…毎日すげー会いたかった。


けど、Aにカッコつけて、大丈夫なフリしてた。
…本当は全然大丈夫じゃないのに。」



「…」



玉「会えない日が続いたときに、俺はこんなに会いたいのに、Aは違うんだーとか思ったらイライラして、
余計素直に会いに行けなくてさ…ダサいでしょ？」




「…ううん」



私の目に溜まった涙が、瞬きと同時に落ちた


玉「泣かして本当にごめんね。

俺の弱さ故に招いた事だから、Aは悪くないから」




「……ん。」


溢れ出る涙でうまく言葉が出せない



玉「…A？


抱きしめていい？」




「……」


返事が出来ないから、首を横に振った




玉「…そうだよね、ごめん…」



そう言いながら私との距離を詰めて、自分の膝を抱えて寄り添ってる裕太君。




本当は今すぐにでも抱きしめて欲しいよ

だけど、そんな事したら、私は気持ち止められなくなる。



だから、ダメ。絶対。




「…アイス。」


玉「え？」


「アイス食べよ」



玉「ん、わかった。買ってくるね」




財布持って玄関に向かう裕太くん。



裕太くんが部屋から出て行ったドアの閉まる音がして


溢れてくる涙を拭いて、
詰まりに詰まった鼻をかんだ




玉「ただいまー。」



「おかえり、ありがと」



玉「A、こっちにする？」

帰ってきた裕太くんは
私の好きなストロベリーのカップのアイスと、期間限定のアイスを買ってきてくれた


「いつものにする」

玉「ん、じゃ、残り冷凍庫入れとくわ」

って4つのうち3つを冷凍庫にしまうから



「今食べないの？」


玉「一個は食べれない」


裕太くんはたまーに、アイスを1つ食べれないからって、私のアイスを分けてあげる

「…食べる？」


玉「うん」



いつもならあーんってしてあげるけど、


ちょっとだけ躊躇う。

その姿を見て、裕太くんも戸惑って変な空気になっちゃった



「あーん、する？」

玉「うん」



ってあーんって、してあげると、
少しだけ恥ずかしそうにして、


玉「んまっ」


って大好きな笑顔を見せてくれた

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