運命感じちゃった5（yuta.t）

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「んっ…」


ベットに下ろしても腕は解かれないし、なんなら腕の力は強くなった


…ちょ、マジ待って

ちけーから。
いやむしろ当たってっから


北「Aちゃん？」


「……やだ」


北「ん？」


「やだ、離れないで」


そう言うとまたクッと力が加わる


北「分かった。一緒に寝よ？」


そのまま一緒にベットに入った



…入ったはいいけど、、


どーしよ、これ。


理性保つの必死。
完全に反応してるから。
いや、それが男でしょ。

玉の彼女じゃなかったら、俺無理だから。




ちょっと腰引いて、Aちゃんにバレないように。
Aちゃんは俺の胸でスースー寝息立てて眠ってる。

腕はがっちり背中に回って。






……




キツイ。
色々キツイ。



こんなにくっついてんのに触れられないって生き地獄。

玉の彼女
玉の彼女
玉の彼女



自分に言い聞かせて、



でもさ、、
玉も浮気したなら、いいのか？

なんて馬鹿なこと過ぎったり。






ずっと力が入りっぱなしの腕をゆっくり外して、
手を繋いだ。


そこからそぉっとベッドから出て。

しばらーく手を繋いどく。




ソファで寝ちゃった時の表情とは比べ物にならないくらい、優しい寝顔になってて、

赤くてぷっくりした唇から目が離せない。



…けど、思いとどまった。


玉の彼女…





翌朝、、




ガタッという物音で目が覚めた。


物音は寝室から。

そして、分かってる。
なんの音か。




コンコン


寝室のドアをノックした



「はい…」


北「開けてもいい？」



「…え？いやっ、…えっとーうん」


明らか動揺してる声で返事がきた。


…言っとくけど昨日、何もねーよ？









北「おはよ」


「おはようございます。」


北「大丈夫？起きる？もっかい寝てもいいけど。」

「…起きます」




コーヒー淹れて、ソファに座りながら、


「せっかくのお休みにごめんね」

北「全然いいんだけどさ、Aちゃん大丈夫？」

「うん、大丈夫だよ。飲んだらすぐ帰るから」



そう言うとフーフーしながらコーヒーを啜るAちゃん

北「…じゃあ、送るわ。ちょっと待ってて？」



寝癖頭を直しにシャワー入って、



北「Aちゃんシャワー使う？」

「…えっ？」

北「…あ、えっと…
変な意味じゃなくて」


何の気なしに聞いちゃったよ。

「…ううん
顔だけ…タオル借りていいかな？」


また昨日みたいに無理して笑って。
無理すんなよ。
その無理した笑顔、俺すげー苦しいんだって

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