運命感じちゃった5（yuta.t）

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自分のやりたいことのために勉強したいこと。
もしかしたら、勤務先も変えるかもしれないこと。
仕事しながらだから、会う時間が減っちゃうこと。


伝えられて、

俺は正直、複雑だった。

やりたいことをするのには応援したいけど…
ただ、勤務先を変えるかも、って。




だけど、口では綺麗事を並べた。


応援するって。
悔いなくやってほしいって。






ラジオ二本撮り。

ラジオ局の近くでAを下ろして、
スタジオに入ると、
ガヤがスタッフさんと談笑してた



玉「おつかれー」

藤「おつかれ〜」


台本に目を通してると
雑誌のカメラマンもきた。

今日はドル誌の撮影も入ってるのすっかり忘れてたわ。


ま、かろうじて、デートを意識した私服だったから良かったけど。





収録終わり、AにLINEをいれるも既読にならない。

何してんだろ？
携帯とにらめっこ。



藤「玉〜久々飯食い行く？」

玉「悪い、予定あんだわ」

藤「まさか、待たせてんの？」


玉「ん、まぁ、」


お先、ってスタジオを出ようとすると

よろしく言っといて、なんて言ってキラキラな笑顔。

ガヤってやっぱかっけーよな。



駐車場でAに電話をかけるも、出ないし、LINEも既読になってない


なにやってんだろ。

ブラブラしとく、って聞いただけで、どこにいるか聞いてないから迎えにも行けないし…


局の周り無駄に車走らせてみたけど、見つかるわけもなく…


誰かと一緒で携帯触れないとか？

だとしても、俺から連絡あるのわかってんだから少しは気にして欲しいわ、マジで。。



結局１時間連絡繋がらないからとりあえず帰ることにした。

まさかマンションで待ってる？


そんな期待を込めちゃったのが悪かったのかも。


マンションは朝出たままの状態だし。






自分ちに帰ることにした。



帰る途中、ナビ画面に


着信 A



の文字。



…

すぐに出れば良かったんだけど、
素直じゃなくなってる俺は出ることができなかった。



だけど、やっぱり気になるから車を左に寄せて、電話してみる。




…出ないし。



なんなの？

完全に誰かといるでしょ、
妄想は膨らむばかり。
しかも悪い方向に。


だって、こんなことある？
何時間も連絡つかないあげく、電話の入れ違い。


一方入れられない理由があるんじゃないの？


と思ったら再度表示された


着信 A


の文字。




ナビ画面タッチして通話にすると、
ザワザワしてる電話の向こう



玉「どこいんの？」

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