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涙を拭ってる最中に鳴った携帯。


“宏光”


すがる思いで電話に出た



宏「A?
玉大丈夫だった?」


「…大丈夫じゃない」

宏「えっ?何?どうした?」



「知らない女の子がうちにいて、
裕太の服脱がしてる」


宏「は?
何?意味わかんない。」



「私だって意味わかんないよ!!!」


宏「……。待ってろ。すぐ行く」




リビングの物音がやたら大きく聞こえてきて、
すごく不快。

涙と怒りと、
感情がわけわからなくなって、

ただただ、幹太の寝顔を見て堪えきれない涙を堪えてるだけ。




ピンポーンと鳴ったインターフォンと同時に玄関の開く音が聞こえた



北「…何してんの?」


宏光のひっくい声が聞こえた


彼女は宏光に説明してるみたいだけど、声が小さいのか、私の耳が受け付けないのか…
何を言ってるか聞こえない

北「…とりあえずもう、俺がいるから大丈夫だから。




…玉!しっかりしろ!」


思わずピクッとびっくりしちゃう程の大きな声。



数分後玄関の閉まる音がして、
寝室のドアがノックされた。



北「A?入っていい?」



「…ん」


そっと開いたドアの向こうに宏光がいて、

寝てる幹太に溶けそうな笑顔を見せて

北「こっちでてこれる?
玉しかいないから」



さっきのひくーいトーンの宏光じゃなくて、
いつものトーンより優しいトーンと笑顔を見せてくれた。



「ごめんね」


リビングにでて、寝てる裕太を確認して宏光に謝った


北「あの女誰?」


「裕太の会社の子みたい。
今指導係してる子がいるって言ってたから」


北「…玉を車に乗せたとき、付き添うっていったんだけど、
自宅着いたら嫁が待ってるからって断ったんだよ。

タクシーで追いかけたのかな。

ってかなんで部屋に入れたんだよ」


「…んっ…」


北「…ごめん。」


「入れたんじゃないもん…


タクシーから降ろしてグダグダの裕太を連れて歩いてると、どっかから来て…
裕太の事一緒に支えてくれて…

もう大丈夫って言ったもん



なのに…」



北「わかったって、もう泣くなって…」



爆睡の裕太を2人でベットに移動して寝かして、



「宏光、本当ありがとう」

北「明日玉に連絡しろって伝えて?

あとさ、携帯貸してくんね?」


「携帯?…いいけど」


ロック解除して渡すと…


北「あ、番号わかんねーや、
タクシー呼んで?」





「ね、明日休み??」


北「ん、まぁ、」


「ちょっと飲も?」

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みぃまん(プロフ) - 待っててくださる方がいて、嬉しいですーT^T更新できるだけ頑張るので、待っててくださーいm(_ _)m (2016年6月27日 13時) (レス) id: 43cffc70ee (このIDを非表示/違反報告)
ありさ(プロフ) - 更新待ってましたーー(((o(*゚▽゚*)o)))もお、嬉しすぎます!!これから、ハラハラドキドキですごく楽しみです(^^)!! (2016年6月27日 13時) (レス) id: c4d13eb6fe (このIDを非表示/違反報告)
みぃまん(プロフ) - ちゃんたまさん» 正直どんなお話かこうと思ってたかすっかり忘れてて…← ドリボで頭がいっぱいの作者です^^; (2016年6月27日 12時) (レス) id: 43cffc70ee (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんたま(プロフ) - 久々の更新でテンション上がってたのに…読んだら怖い怖ーい裕太くんしっかりー早く目を冷ましてー続き待ってます!! (2016年6月27日 11時) (携帯から) (レス) id: f953fb9fa5 (このIDを非表示/違反報告)
みぃまん(プロフ) - 名無し49053号さん» コメントありがとうございます! 全く手付かずでした(>_<) まだ読んでくれて、待ってて頂けて嬉しいです! 更新…近いうちに頑張りますm(_ _)m (2016年6月26日 10時) (レス) id: 43cffc70ee (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みぃまん | 作成日時:2015年12月19日 0時

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