同級生9（yuta.t）

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裕「昼のLINEで赤ちゃん大きいって言ってたじゃん？それってどういうこと？
よくないの？」


「ううん、大きさも全然標準なんだけど、あまり大きいと産むのが大変なんだって」


裕「そっか……」


「だから、早く陣痛くればいいねーって。」



そしたら裕太、

裕「早く出ておいで〜
パパに抱っこさせて〜」


ってお腹さすって赤ちゃんに話しかける


裕「あ、オロナミンC飲みなよ！」

「え、何で？」

裕「聞いたんだけど、焼肉食べて、オロナミンCドリンク飲むと陣痛くるらしいよ！」


「えー嘘だよ〜

都市伝説的なのじゃないの？」


裕「やるだけ損はなくない？

「まぁね、」

裕「んじゃ、コンビニ寄ろ」


コンビニでオロナミンCドリンク3本位レジに持ってく裕太


「何でそんな買ったの？」


裕「小さいからさ、3本くらい飲めちゃうでしょ」

だって。


「オロナミンCってさ、1日1本じゃない？」


裕「マジで？」

って慌てて袋から出して、ラベル裏確認してる


裕「マジじゃん。
ってか、そんなん、誰も教えてくれなかったし」

って

「ヤクルトもだよ？」

裕「マジで言ってんの？
あんなちっちゃいの3本4本余裕で飲めちゃうでしょ。

ってか、子供の頃、1日1本なんか守ったことない」

なんていう裕太が面白くて。



ピコんッ


LINEの通知音が鳴り携帯見ると
裕太のお母さんからで、

“体調はどうですか？
今日買い物に行ったら可愛い洋服見つけて買っちゃった(*^^*)

暑いからあまり無理しないようにね”


って写真付きのLINEが届いた

「見て？
裕太のママが買ってくれたんだって」


って写メ見せたら

裕「……青じゃん。
男の子なの？」


「はーっ！！！」


裕「マジで？」

「……」

裕「マジかーっ！
ってか、こんなタイミングでネタバレってなくない？

ってか、知らないの俺だけ？」


「裕太だけじゃないよ？
裕太のママとうちのお母さんにしか言ってないし。」


裕「……それ、俺以外じゃん」

「友達には言ってない！」


裕「俺、友達じゃねーから」


「……だよね。」



裕太ちょこっと不貞腐れながら、
夜風に吹かれながら、お散歩。

手繋ごうとしても、

“繋がない方が歩きやすい”とかさ、
“いま俺すげーショックだから”って
本気じゃない、お怒りモードで


「ごめんね？ついうっかり、
ゆぅたぁ〜機嫌直してよーっ」

裕「もう、本当今回のうっかりはダメなやつ」

少し歩いて、公園のベンチで一緒にオロナミンC飲んだ

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