同級生9（yuta.t）

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裕太の仕事も落ち着いてきて土日はしっかりお休みで
イライラが爆発した日以来、
裕太は率先して家事も手伝ってくれるようになった


今日は裕太の実家に行く日

1人でも車で全然行ける距離なんだけど、
長距離はなんか不安で裕太の行ける日に合わせて貰った。

午前中に支度をして車に乗って、
チャイルドシートでご機嫌な幹太。


一応私も後部座席に乗ってるんだけど、
幹太は終始ご機嫌で

裕太の実家に着いた。


終始ニコニコな幹太をニコニコで構ってくれる裕太のお母さん。



オムツ変えて授乳すると午前中のお昼寝に入った幹太


裕「幹太見ててくれる？出かけてくる」

裕太がお母さんに突然言うからびっくりする


「どこいくの？」

裕「ん？散歩。
Aも行くよ」


裕太のお母さんも
いいよ、って言ってくれたから

2人で家を出る



裕「ん！」

「え？」

裕「言わせないでよ」

って拾われた右手



「なんか恥ずかしいね」

裕「何で？」


恋人繋ぎして隣を歩く


「幹太大丈夫かな？」

裕「何かあったら連絡くるから大丈夫だよ」

２４時間幹太といる生活だから少しだけ、しっくりこないっていうか、手持ち無沙汰な感じする




裕「久々だね、この道2人で歩くの」

「そうだね〜
裕太んちの帰りこの道歩いたね」



2人で懐かしんで、
付き合ってるカップルみたいにただただお散歩デート


「裕太、ありがとう」

裕「ん？」

「家のことも幹太のことも。」



裕「俺、Aが毎日めっちゃ頑張ってるの知ってるよ」

裕太に言われて
溢れ出てくる涙


裕「泣き虫」

「裕太のせいだもん」


裕「ママになって泣き虫になったね？」


って髪の毛両手でワシャワシャって

「…ばか。
もうやめてよ

外でこんなこと恥ずかしいって」


裕「いいじゃん、誰も見てないんだし」

ってワシャワシャってした髪を手櫛で直してくれる。





コンビニでアイスを買って、
お行儀悪いけど、食べ歩きしながら裕太の家に帰ると



幹太は起きてご機嫌で遊んでた。




普段から夫婦の会話ってなくはないけど


１時間ちょっと、裕太と2人きりで、しかも恋人同士みたいに手を繋いで歩けるだけでこんなに気持ちが違うんだな、って。



夕飯ご馳走になって、マンションに戻ると

幹太は疲れたのかグッスリ。



ソファに座る裕太の膝に頭乗せると


裕「なに？どした？」

普段こんな事しないからびっくりされたけど
ニコって笑って



裕「ベッドいこっか？」

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