同級生9（yuta.t）

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宏「マジ俺の理想は玉とAなんだよねー

仕事で忙しい玉の事絶対責めたり、嫌味言ったりしないでしょ？

それに、Aって玉の事一番に思ってて、Aは、玉が飲みいっても、なんならキャバだって怒らないって言ってたじゃん？
そんな寛大な嫁がいいわ。」


「そんな誉めても何にも出ないよ？w
けどさ、裕太が一番ってみんなそうじゃない？」


宏「聞くとそうでもないよ？
休みの日は邪魔者扱いされて居場所ないとか、
嫁サービスしなきゃいけないとかさ。

せっかくの休みが慣れない家事して逆に疲れる、って先輩とかしょっちゅうボヤいてるわ」

「宏光の理想を崩さないように頑張ろ〜
けどね、正直言うと宏光が知らないだけで色々あるよ、私達も。

それに、宏光みたいな旦那さんだったら、キャバクラ行ったらダメーって言うかも。」

宏「なんだよそれ」

「宏光、キャバクラ行って楽しんでる画が見えるもん」

宏「俺、こう見えて一途なんだけどなー」

ってボヤく宏光。

もちろん知ってるよ？
チャラチャラしてるように見えて根はすごく真面目なの。
よく勘違いされてたけど、チャラいのは口先だけで、昔から勉強も部活も就活も人一倍頑張ってたの。


宏光と出かけてからも
相変わらず裕太は忙しくて、全然家に帰れてないみたい。
だから、私も幹太と実家に甘える日々。
週末宏光がウチに来るのがここ二週間続いてる。

今日はちょっと広い公園までお散歩

ベビーカーを宏光が押してくれる。


宏「玉、相変わらず忙しいんだ？」

「んー、そうなんだよね。
けど、来週帰ろうかな、って思ってるよ」


宏「えー、幹太帰っちゃうの？
みっくん暇になるじゃん」

って幹太のほっぺツンツンしてる宏光

「帰っても裕太が忙しいの変わりなさそうだしウチまで遊びに来てよ」


宏「マジで行くかも、
じゃなきゃ幹太に忘れられるわ」


けどさ、ふと思うんだよね、
宏光、休みの日は幹太の相手ばかりしてくれて。
私が助かる、とか、一人じゃ無理だった〜なんて言ったから…
手伝いに来てくれてるんじゃないか、って。



「宏光さ、せっかくの休日なのに、なんかごめん…」

宏「え？何がごめん？」


「宏光の大事な休日なのに相手してもらって…」



宏「は？勘違いだから。
なんなら俺が相手してもらってるからね。

一週間の疲れる吹っ飛ぶよな、幹太見てると。

平日もさ、早く終わりそうだと幹太に会えるかな、とか思ったら俄然仕事早いし。

夕方の散歩、何気楽しみだからね俺」

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