同級生9（yuta.t）

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裕「あ、で、お宮参りでしょ？
先輩に聞いたらさ、
大安にやったって言っててさ、

幹太の1か月と３日の日曜日が大安なんだよね。
この日はどう？
その日仕事入らないように調整する！

仮日だけど大丈夫かAのお父さんお母さんに聞いといてくれる？

母さんにはLINEしとくから」


「私が裕太ママにも明日聞いてみるよ！
一応仮日って事もちゃんと伝えとく。」



裕「マジ？ごめん、頼んでいい？
めっちゃ助かる。」





「…ねぇ、裕太寂しい？」


裕「正直、寂しいって思う余裕ないくらい忙しいんだよね。

けどさ…声聞いたらヤバイ、
めっちゃ会いたい。」



「誰に？」



裕「Aに。
めっちゃキスしたい」



「じゃあ幹太には？」



裕「幹太よりAに会いたい。

このまま、帰ったらAが居て、おかえりなんて言われたら俺、泣くかも」



「あははっ、そんな？」



こんな楽しい会話もあっという間で、
幹太がモゾモゾして、授乳時間。


裕「幹太の声？」


「そろそろお腹空く時間なの

一気に飲んでくれたらもうちょっと間空くんだけどね、飲み疲れて寝ちゃうから夜は2時間置きなの。

じゃあ、裕太、また連絡する。」


裕「うん、」

幹太が本格的に泣き始めたから、急かされて電話切った。



昼夜逆転の今のままじゃ、マンションに帰ると、裕太も夜眠れないだろうし、
日中何にも出来ないからお母さんに甘えっぱなしの生活だからもう少し伸ばした方がいいのかな、なんて思っていたのに、

やっぱり私も裕太に会いたい。









幹太の一か月検診も終わり、
両家の両親と、私たち夫婦、みんな揃ってのお宮参りも無事に終わった。


お宮参りが終わったらマンションに帰る予定だったんだけど、

幹太の謎のグズグズ。
夕方から夜にかけて、何をしても泣き止まない日々。
相変わらず昼夜逆転。

裕太は相変わらず忙しく、

もう少し実家に滞在することにした。



今日の夕方、またまた幹太のグズグズ、黄昏泣きってやつがはじまり、
最近は外に出て気分転換。
ベビーカーに乗せて、ゆっくり近所を一周、二週…

すると疲れるのか、夜は3時間まとまって寝てくれたり。


ベビーカーに乗せて歩いてると



宏「A？」


「あ、おかえり〜
早いね？」


宏光が帰ってきた。


宏「一昨日くらい、母ちゃんに会ったんだって？
抱っこしたってめっちゃ喜んでたわ」


「たまたまこの時間に会ってね、
今日は宏光おじちゃんに会えたね〜」

って幹太に話しかけた。

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