同級生8（yuta.t）

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Aside


それから季節は１つ動いて



式当日。



両家の両親に恩返し、って言うテーマで色々準備を進めてきた


今日は両家の自宅までリムジンでお迎えに行き、ウェルカムドリンクを飲みながら会場へ来てもらう。



昨日はお母さんと裕太のママと3人でブライダルエステに行ってきた。


これは裕太からのプレゼントで、
お母さん達凄く喜んでくれたの



朝イチ私達は裕太と一緒に式場へ向かい、別々にセットしてもらって。



私の着替えも終わり
控室に待機してる裕太を式場のスタッフさんが呼びに行ってくれた



ス「お待たせいたしました」


鏡越しに裕太の姿が見えて



ちょっと照れくさい///



「……どお？」



玉「え、うん……」



スタッフさんを気にしてる裕太



「あ、すいません、少し2人にしてもらえますか？」



お願いして控え室に2人きり




玉「ヤバイ……






めっちゃ似合ってる」




「ありがと」





玉「すっごい、綺麗……」



裕太が鼻を押さえてる





「え、何で泣くの？」





玉「ん、いや、なんか。


もう夫婦なんだけどさ……


本当にこんな綺麗な人が俺の奥さんなんだな、って思ったらめっちゃ泣けてきたんだって」



「あはは、裕太の奥さんだよ？」



玉「俺さ、絶対に幸せにする、



2人で幸せになろうね？」


「……うん///」


玉「離婚しないようにがんばろうね？」




「え？ちょっとー

不謹慎すぎない？w」


ってムクれたら、いや、だってさ、って。



「それ、式の前に普通は言わないよ？」

って話したら、そう思ったんだもん、ってさ。



もうすぐ親達が到着する時間


式場エントランスでお出迎え。



「あ、きた！」

玉「すげーリムジンじゃん」

写真でしか見たことなかったリムジンだからちょっと凄さにびっくり。


赤い絨毯の上を燕尾服を着たお父さんが着物を着たお母さんをエスコートして。


裕太のパパがママをエスコートして。

スーツを着た弟と祖父母達も下りてきた。



母「お待たせ〜」


玉母「2人とも素敵じゃない、似合ってるよ」


って言う反面、お父さん、今にも泣きそうで、

リムジン内から撮影してた弟がすかさずビデオまわしてくれて


玉「えー、本日は私達の為にご列席くださいましてありがとうございます。

両家の両親へ僕とAから感謝の気持ちを沢山込めた日にしました。


今までで一番の親孝行をさせてくたさい。」


2人で頭を下げたら母親達、既に泣いちゃった

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