同級生8（yuta.t）

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「あの時の裕太、凄い余裕そうに見えたけどな、」

裕「余裕を装ってただけ。

じゃなかったら俺めっちゃダサくない？」


「私自分の事に精一杯でそんな余裕なかったもん。
けどね、初めてってスッゴイ痛いって聞いてたけど……

気持ちいって思ったんだよ？

裕太ってやっぱり上手いのかな？」



裕「しらねーよ」


「裕太の弟が言ったみたいに、結婚する前に、他に誰かとシとけばよかったかなー」


裕「……他の男に抱かれたい？」


「んー、どうだろ？」


裕「キスとかされるんだよ？」



「……気持ち悪いかも」

裕「じゃ、もうそゆこと考えんなって。」


ちょっと拗ねた顔して歩くスピードちょっと上がった。

「はい……

裕太は？
今までないの？」


裕「んーーーー






ない。」




「一度も？」


裕「うん」

「夢でも？」


裕「……多分」


「夢ならあるんじゃない？」



裕「最近すげー見る。

けど、相手、全部Aだよ？」


「……ふーん」



裕「１年弱自分の嫁と出来ないなんてさー
世の男性すげーわ、」


「だから浮気する人多いんじゃない？」

ネットで見たんだよね、4割の男性が奥さんの妊娠中に浮気するって。


裕「かもね。

ちょっと大人な店行ってみよっかな」


「裕太は無理だよ、

知らない人となんて想像できないもん、」


裕「やる時は俺だってやるよ？」


「え？本当？
本気出したら……しちゃう？」


裕「……するわけないじゃん。
この幸せが壊れるような事、絶対しない」


って頭ポンポンして。

途中買い物して帰ってきたら

歩きすぎてクタクタで、ソファから動けないでいたら裕太がお風呂の準備して洗濯物片付けてくれて。



「ゆうたー！！」


裕「なに？」


スイッチ入ったのか、洗濯機周りの掃除し始めた


「ちょっと来てーー」


裕「急ぎ？」


「うん、超急ぎ！！」


って言ったらすぐ来てくれて

裕「どうした？」

「ん？ちょっとここ座って？」

ってソファポンポンしたら

裕「急ぎじゃないやつじゃん」

って分かってるような言い方してきた。



「急ぎだもん」

って拗ねたら


裕「はいはい、」

ってギューって抱きしてめくれて


裕「俺今掃除してるんだけどなぁーー」

っていうから


「掃除と私、どっちが大事？」


なんて比べる意味のない質問したら


裕「今は掃除」


なんて意地悪言われて



だから私も意地悪して裕太の首の後ろに絡めた腕、きつく結んだ。

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