同級生8（yuta.t）

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マキがそんな思いをしてたなんて、
産後うつ、ぽかったなんて。


けど、最後に、健永も変わって、今は幸せだよ、って、心配ないよって、

笑顔でそう話してくれた。



けど本当、健永のパパっぷりもすっごい見れたし、
マキも幸せそうな笑顔だった。


マキに今度はうちにも遊びきて？って約束して



裕太とちょっと運動って
歩いて帰ることにした。


しっかり手を繋いで、
私の歩幅に合わせてくれて



裕「名前、俺決められるかな、
めっちゃ迷うわ

画数とかさ……

やっぱり本買おっかなー。」


「うん、裕太のいっちばん最初の仕事だよ？
私は裕太が決めてくれた名前だったら何でもいいからね

私が元気な赤ちゃんを産むから、裕太は愛がたっくさんこもった名前つけて？」


裕「……じゃ、愛ちゃん」

「裕太がいいならいいよ？」

裕「嘘嘘、真面目に考えるわ」






ちょっと寄り道したりして


すれ違うベビーカー押したママさんや
親子3人で手を繋ぐファミリー

「裕太とこうやって二人で手を繋ぐのもあと数ヶ月だね」


裕「何で？ずっと手繋ぐよ？」

「だって、産まれたら真ん中に赤ちゃんでしょ？」


裕「じゃ、俺が真ん中になる」

「あはは、変だよそれ。」


繋いでる手をぎゅっと握り直してくれて


裕「早く帰ろ」






信号待ち、隣にいる裕太の横顔見てたら


裕「ん？」

視線を落としてきた


裕「かっこいいな〜〜って見惚れてた？」


「うん。

って言うと思う？w」


裕「じゃ何？鼻毛出でた？」


本当はかっこいいなぁって…見惚れてたの。
最近凄く思い出すんだよね。





地元の高校に入学して。

同じクラスだったのにあまり接点もなかったのに、２年になった時、裕太の事が好きって気付いて。


初めてだったからどうアクション起こしたら良いか全然分からなくって


ゲームみたいに両思いだったって分かったこと。
初めて、手をつなぐ前に抱きしめられた事。

その日から急激地距離が近くなってった。

初めての喧嘩も

高2の夏休みみんなで行った旅行で初体験。




「裕太さ、高2の夏休みみんなで健永んちの別荘行ったの覚えてる？」


裕「うん、初めて水着見た」



「え？それ？」


裕「嘘。
Aと初めてえっちした」


「そう。
すんごい緊張した」


裕「俺も」

「裕太初めてじゃないのに？」



裕「Aは特別だったもん。
大事にしなきゃ
傷つけないようにしなきゃ、って

思ったけど、あの時理性に負けたんだよ。」

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