同級生7（yuta.t）

305 ページ5

やっぱりまだ本調子じゃない裕太はベッドに横になったら寝ちゃってて。


その隙に夕飯の準備して


レコーダーに自動録画してた撮りためてたドラマを見てた。





しばらくして


ボーッとしながら裕太が起きてきた



「おはよ、体調はどお？」



玉「寝過ぎて身体イタイ」


ソファの隣に脱力的に座ったと思ったらそのままゴロンと私の膝に頭を乗せてきた




「裕太これ見た？」


玉「俺先に見ちゃった」



膝の上にある裕太の顔。


優しく頬に触れた



玉「その手落ち着く」


「裕太子供みたい」



玉「ダメ？」



「ダメじゃないよ」




180近い図体なのに

なんでこんな可愛いんだろう




左手頬に添えたまま右手でふわふわの髪の毛を撫でると


玉「……ね、結婚しよ」




「えっ！」



真下から真顔でびっくり発言。


玉「仕事辞めなくてもいいよ！

今まで寮か実家、だったのがさ
寮かココかに変わるだけ。

家事だってできる方がすればいいし。


子供出来たらさすがに変わってあげれないから仕事制限しちゃうけど……

子供も今すぐじゃないし。

本当にこの生活変えなくていいから。」



「えっ？」


ゆっくりソファから起き上がり


玉「俺の奥さんになって下さい」


裕太の目は真剣だった。






「……」



玉「えっ、ダメ？」



「ダメじゃない。」



玉「絶対幸せにする。


俺と結婚した事を後悔させない。


だから、結婚してください。」




「…………はい///」





あまりにも唐突すぎるプロポーズに圧倒されて嬉しいのに、

素直に感情が出てこない



人ってびっくりするとこうなるんだ……



「裕太、さっきの話だけどちょっと待って。」


玉「え？」


「結婚しても生活は変えないって。


それさ、今直ぐには無理だけど、

部署移動届け出してみる。

そしたら普通に朝から夕方までの勤務になるし！

土日も仕事はあるけど……

今みたいにフライトで家を空けるのはなくなるし」



玉「いいの？それで。」


「仕事好きだけど……

CAの私の代わりはたくさんいるけど

裕太の奥さんの代わりは居ないもん。

裕太の奥さんちゃんとやりたい。」



玉「あーーー


マジAすき///」



「裕太の奥さんの代わりは居ないよね？」




玉「当たり前。

Aしかいない。


すげー嬉しいけど、Aが色々犠牲にするとか嫌だから。

それだけは覚えといて？


これからの事しっかり決めてこ？」

306→←304

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す