同級生6（yuta.t）

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「ゴルフはじめたのかなぁ、」



ゴルフセットが寝室のクローゼットの前に置いてある。


「付き合いでとか、あるよね」


最後にこの部屋に来てからたった一ヶ月なのに、

彼女のくせにそんな事も知らない事に少し寂しさも感じちゃう……



ワガママだな、私。





ソファでテレビ見ながらだんだん眠たくなり、
気づいたらソファで眠ってた。





、
、
、







「さむっ……」




何も掛けずにそのまま寝ちゃったから寒くて目が覚めた




ふと見た時計は日を跨いでて


「はぁ……ちょっとお腹すいたな。」



夕飯食べてないし、コンビニのおでんのCMを見て無性に食べたくなっちゃった



携帯を見ても未だ既読じゃないし、


コンビニに行く事にした。


裕太の部屋にある私物が春夏用で。


自分のデニムにTシャツ、


それと、ハンガーにかかってた裕太のパーカーを借りてコンビニまで歩く。



「んーっ、やっぱ夜は寒いなー」


急ぎ足でコンビニに入り、

とりあえず雑誌コーナー



毎月なんとなく買ってるファッション誌、新しいの出てて手に取り、


デザートのわらび餅、新発売のラフランス味と白ぶどう味のスパークリングワインを持ってレジに並ぶ



大根と、玉子、こんにゃくにしらたき。


裕太の分も、
一番大きな入れ物に入れてもらって会計して、コンビニを出た時、




「あっ……」


玉「……A？」


そこには裕太と……綺麗な女性。




「……すいません」


玉「えっ？」


裕太の声が聞こえたけど……

急ぎ足でその場を立ち去った



何で私謝ったんだろう…

何で私逃げてるの？



自分の行動がうまくリンクしない




ただ普通に二人でいるならきっとこんなに動揺はしなかったはず。


側から見たらカップルみたいに見えて、
イチャイチャしてるように見えて


見ちゃいけない気がしたの。


そして隣の女性からあの香りがしたから。




裕太が夜中仕事から帰ってきた日
いつかのドラックストア


そう、ドラックストアですれ違った女性に間違いないって瞬時に気づいちゃったから







おでん持ってるのを忘れて小走りしたから袋からおでんの出汁がポタポタ垂れてきた


「もう……やだ。」



公園のベンチに座って

さっき買ったラフランス味のスパークリングワインをグイグイっと飲んだ


「美味しいじゃんこれ」

私の中でかなりヒット



「はぁあ……」

大きなため息が漏れて



だんだんよくわからなくなってきた…

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