同級生（yuta.t）

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「ふーん」

中学も高校も別に告白は何回かされた。

けど、名前はかろうじて知ってる位で、私の何を知ってるの？

知らない相手に


付き合って下さい



って言われても…ね。


知らない相手と付き合えるはずない。



マキみたいに、健永のいいところ悪いところ全部知って好きって、素敵だな、って思うけど。



それってただ見かけでしか判断してないんでしょう？って冷めちゃうんだよね。


友達には

好きって言われてそっから意識することもあるって言われたけど…

それがよくわからなかった。



渉「なんかあんの？
自身持てば？」



自信ないわけじゃない。
けど、あるわけでもない。



「んーっ
好きって分からないのかも。」



渉「さっき、俺が押し倒した時ドキドキした？」



「えーしてない。」




渉「しねーのかよ。
ちょっとショックだし」



「だって…渉じゃん」



渉「まぁな、

じゃ、北山だったらしてた？」



「宏光…………。


どうだろ？するかな？」



渉「もういいわ。」




家ついて、

どうせ帰っても酔っ払いばっかりでうるさいからってうちに寄ってく事に

渉「ね、アイスある？」

「勝手に食べてて〜
シャワー入ってくるから。テキトーにしてて？」




20分後に自分の部屋に戻った



ガチャ




………えっ



渉「おぅ、暇だから呼んだ。」



藤「お邪魔してまーす」




「ちょ、渉…
人の部屋に友達連れ込まないでよ…」



渉「俺の親友だよ？別に知らないやつじゃないんだからいいじゃん。」



そういう問題？


渉「じゃ、太輔頼むわ。」




？？？



意味わからないでいると…





バサッ。



「キャッ」




藤ヶ谷太輔に押し倒されてる



「ちょ、何？」



藤「今から気持ちい事しよっか？」



「はっ？ちょ、やめてよ///」




藤「テレてんの？可愛い」



押さえつけられたまま近付く顔…


唇が重なる手前で、耳元で



藤「ドキドキ…した？」



そう言って離された腕


倒されたまま固まってると

藤「あれ？ちょっと刺激強すぎた？」



渉「A？」




………


「もう、びっくりしたし……」


渉「ドキドキした？」



「う、うん。」


それとちょっと怖かった。


藤「正常じゃん。
いや、渉がさ、ヤバイかもって言うからさ。

怖かった？大丈夫？」



「……正常？」


渉「もしかして女が好きとかさ、ドキドキしないからちょっと心配じゃん。」



「……バカっ」

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