同級生（yuta.t）

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「よかったーっ」


手際よく落書きしてくれて

出来上がったプリクラ半分に切ってくれた。


「裕太、女の子みたい」


玉「は？」


「あ、怒った？」

そんな顔して覗かれたら怒る気にもなれないし


玉「怒ってない。
けど、女の子ってヤダ」


手繋いでぶらぶらお店覗いて服見たり、雑貨見たり。


歩き疲れてカフェでアイスミルクティー頼んで席探すも満席で、


近くの公園の噴水前のベンチに座った


「こんな時間だし20分位したら会場向かおっか？」


玉「うん。」


一つのミルクティー半分こ。


二つ頼んでもいいけど、Aが全部飲めないって言うからまた1つ。



玉「手、挟まれてんの好きなの？」


今も自分の太ももの下に手があるし

電車で寝てる時も俺の脚の間に右手がっつり入ってたし


「あー、癖かも
寝る時も枕に挟んじゃうし」

玉「電車で寝てる時もそうだった」


「嘘っ！どこに？」


玉「俺の足」


「……ごめん」


玉「こことかどお？」


俺のケツポケにAの手入れた



「めっちゃいい///」


玉「あははっ

けど、俺やだー手繋ぎたいもん」



「じゃ、たまに、入れていい？」


右側にいるAの手を俺の右のケツポケに入れるとAが近いから、それもまたいいんだけど、
やっぱ手繋いでガッツリ繋がってたい。


玉「最後、飲む？」



「ん？いらなーい」


ミルクティー飲み干して

玉「行こっか？」

「うん。」

立ち上がったらケツポケに手入れてきた


玉「手繋ぎたいっていったじゃん〜っ」

「本当にダメ？」

玉「…っ

ダメじゃないけど」


反則だろ。


計算？
な訳ないか。

いや、計算でもいい。

すげー可愛いもん。


会場に近づくにつれ、人が増えてきたからポケットからAの手出して、指絡ませた。


玉「危ないから終わり」


「うん。」


お母さんに頼まれたらしく、グッツ買うんだって


「結構並ぶし、裕太、どうする？
どっかで待ってる？」

女の子ばっかりの列。
俺買わないし

玉「じゃ、ここにいよっかな。」

ちょっと腰掛けられる所見つけて、


玉「あそこにいる。何かあったら電話して？」

って言って離れた。



そういや、アイスもミルクティーも自然にシェアしてた。

友達の延長？
一緒にいてこんな気が楽な子今までいない。



座って携帯いじってると




？「あの…」


全く知らない女の子2人に声掛けられた



玉「え？」

そのうちの一人に




女「一緒に写メ撮ってもらえませんか？」

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