同級生（yuta.t）

18 ページ18

玉「お疲れ様」



「あ、うん、ありがとう」


そう言って先に教室を出ていった玉森くん




玉森くんの言葉に報われた気がした。


文句言わずに最後まで、幹事がんばろ、





翌朝、無造作に渡されたチケット代


「ちょ、チェックしたいから待って…」

健「お前ら幹事の身にもなれよ」


健永の声も届いてないみたい。



ってかこんな大金、一人で管理とか嫌だな。





玉「職員室に預けたら？」


「……そうだよね、」

その手があった。

ナイス玉森くん！！



マキと一緒に職員室


9割はチケット代集まってたから残り1割。



ってか小銭ジャラジャラで結構重たい。





土曜日、この大金を持ってチケットを購入しにStoreに向かった




文句言わずにやろって決めたのに、やっぱり鈴木君のノータッチ感には不服。





「あ、玉森くん！」


こんな所で会うなんて、テンション上がっちゃう


玉「おぅ、」


「買い物？」



玉「待ち合わせ。

チケット買いに来たの？」



「うん、さっさとやることやっちゃいたいしね…


じゃあ、また月曜日。」




玉「……手伝おっか？」



「いや、でも…待ち合わせ。。」



玉「別に大丈夫。

すぐ終わるでしょ？」




返事する前にStoreに向かう玉森くんの後を追った。



玉「3月17日、中人35枚で、


…ランドだよね？」




「う、うん」


玉「ランドで。

一枚ずつの領収証ってもらえますか？」



テキパキ私の前で進めてる玉森くん。





玉「はい、チケットと領収証。

名前の所空欄だから、一応名前書いた方がいいんじゃない？」


「あ、ありがとう」


玉「じゃ俺約束をあるから。」



領収証を個人なんて頭になかった。

それに、一人だったらこんなスムーズに出来る気がしない。



「あの、本当にありが(とう。)」



最後まで聞こえてたかな、

それ位の勢いで待ち合わせ場所に向かった玉森くん。




待ち合わせ彼女とかかな…


本当申し訳なかったけど、凄く助かった。





玉森side


暇だから宮田とショッピングモールぶらぶらしよって待ち合わせ。



あいつ結構時間ギリギリだったりすんだよな。



ま、俺もちょっと早く着いちゃったんだけど。



玉「暇だな」


待ち合わせ場所の近くにペットショップがあって、ちょっと覗こうと思ったら



「玉森くん！」



同じクラスの、俺の後ろの席の川村さんに声掛けられた。

19→←17

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す