転生先は残酷でとても美しい世界だった【進撃の巨人】 (ページ10)

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訓練兵になった私がまず思ったこと。

レベル低すぎない？？？
これ私がおかしいのかな、周りが苦戦していることもひょいっとできちゃうよ。
昔は病院で寝たきりだったから、身体を動かすことには慣れてないはずなんだけどなぁ…

父も母も、そして祖母も東洋の血は入っていないから、私にアッカーマンの力は無いはず…なのに何故か周りより実力が頭1つ飛び出ている。
…自分で言うなって話だけどね。

まぁ優秀であって損は無いから良いけど。

そしてそして！
聞いて驚け、同期にハンジさんがいるんだ！！

やばいよ、ようやくメインキャラの1人とエンカウントしちゃったよ。

でもまだ話しかけては無いんだよね…なんていうかさ、私がメインキャラと関わることで原作の何かが変わることが…怖くてね。

訓練兵になったとはいえ、誰を守るのか、誰を救済するのか、誰のために生きるのか。
私はまだ何も決めていない。

決めなきゃいけない、それは分かってる。
でも…分かんないよ…

今の私が動く理由は、守る対象は、おばあちゃん。
愛する家族を守る。…今はそれだけでもいいよね。

メインキャラに対しては…やっぱり自分から関わりに行くのは辞めておいた方がいいよね。
どうせ私がいようがいまいが、原作という軸があるんだから、下手なことはしない方がいい。

まぁ…影から見守るくらいで、いいかな…

そんなことを考えていた時期が、私にもありました。