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エルヴィン「…成程。数人の女性兵士とは誰か分かっているのか？」
A「…いいえ。」
エルヴィン「そうか…。」
エルヴィン「確かに先程ハンジの立体機動装置を見たとき、人為的に壊されたようだったとは私も思ったよ。
しかしそれとこれとは話が別だ。」
ぎらりとエルヴィンは私を睨みつける。
…彼は身長が高いから見下ろされている形になる。
A「…えぇ…」
駄目かー…
エルヴィン「せめて離れるなら一言言ってから離れろ。大雨と霧の中独りになるな。そのような行動、すぐさま巨人に食われても文句は言えんぞ。」
A「だって言ったところで離れられないでしょうよ…こっそり行くしか無いと思ったのよ。」
エルヴィン「言ってくれれば了承する。
私は君が嘘をつくような人間だと思っていない。」
…そんなこと言われたらさぁ…言われたらさぁ……
…私も周りが見えていなかったってことね…
A「悪かったわ…次からは気をつけるから。」
エルヴィン「そうしろ。君が言っていた女性兵士らは私からも探すよ。」
！分隊長も探してくれれば少し早く見つかるかもね。有難いわ。
…私だけで探せば…もし見つかったとき、殺してしまうかも…しれないからね。
A「ありがとう。」
ナナバ「Aーーー！！！」
ぎゅっ、とナナバが勢いよく私に抱きつく。
A「わっ…貴方にも心配かけたみたいね…」
ナナバ「心配かけすぎだよこのおバカ！！私がどんな気持ちで…！！〜〜っもう！！」
A「いたっごめん…ごめんって…」
ナナバ力強い…
ミケも近寄ってくる。
ミケ「…無事で何よりだ。」
A「えぇどうも…貴方もね。できればこいつを離してほしいんだけれど。」
ミケ「それは無理だな。」
フッと鼻で笑い、ミケは去っていく。
…いやナナバ引き剥がしていきなさいよ何なのよあいつ！！
ナナバ「A、君とハンジが仲良いのは知ってる。だけどもうこういうことは辞めて…」
ナナバが泣きそうな顔でそう言った。
A「…今後似たようなことがあっても、ハンジを助けるなと？」
ナナバ「そういうことじゃない…あのね、君がハンジを心配するように私達も君のことが心配なんだよ。」
A「えぇありがとう。…でも」
ナナバ「でももくそもない！！
…Aはもっと私達のことを頼ってよ
…私達は友達でしょ…？仲間でしょ…？」
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作者名：みれい | 作成日時：2023年9月8日 0時
