36. ページ37
ナナバ「いや〜さっきの2人は面白かったねー」
ナナバがニヤニヤと笑いながらこちらを見る。
A「…こっちは笑い事じゃなかったのよ。」
ハンジ「本当に死ぬかと思った！知らないおじさんが川の向こうで手を振っているのが見えたよ。」
A「普通そこで手を振ってるの家族じゃないの？？」
私達は食堂で夕飯を食べながらさっきのハンジの話をしていた。
A「凄くびっくりしたんだから…何しても動かないんだもの。」
ナナバ「Aの慌て様凄かったね。」
ハンジ「Aは私のこと大好きなんだもんね！」
A「2人ともうるさい！！」
好きだなんて言わなきゃ良かった…
場の空気に流されてぽろっと口から出ちゃったのよね。
…いやそりゃ嘘では無いけどさ…無いけどさぁ……
ナナバ「AA、私は？私は好き？」
A「うるさいったら！！」
エルヴィン「3人とも、随分楽しそうだな。」
ナナバ「お、エルヴィン！と、ミケもいる！」
ハンジ「ミケ？」
ミケ……
！彼も原作に出てくるキャラね。途中で死んでたけど。
そういえば今の私はまだ彼に会ったこと無かったわ。
エルヴィン「あぁ、Aとハンジはまだ会ったこと無かったか？ミケ・ザカリアスだよ。」
ミケ「…。」
…ミケは何も言おうとしない。
いやよろしくくらい言いなさいよ。
A「A・バートン…です。」
ハンジ「ハンジ・ゾエでーす。」
ミケ「…エルヴィンにタメなのに俺に敬語を付けなくていい。」
A「じゃあお言葉に甘えて。」
ハンジ「同じく！ミケ、それ前見えてるの？」
ハンジはミケの長い前髪につっこむ。
…人の髪型くらいほっときなさいよ……
ミケはハンジを無視して私の方に近づいてくる。
…何？
待ってどんどん近づいてくる何何何
キスできそうな距離まで来たから、私は思わず目を瞑った。
ハンジ「え？！ちょっと？！！」
その瞬間、ミケがスンッと私の匂いを嗅いだ。
……？？？？？
ミケ「…フッ。」
…は？？？？？
唖然としていると、ミケはそのままハンジにも全く同じことをする。
近づき、匂いを嗅ぎ……鼻で笑う。
いやなにしてんのこいつ？？
てかハンジ昨日お風呂入ってないけど臭くないの？
エルヴィン「あ、すまん。そいつ初対面の人の匂いを嗅ぎ鼻で笑う癖があるんだ。」
A「どんな癖……？」
ナナバは笑っている。
あいつ分かって黙ってたな…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 105人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「進撃の巨人」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みれい | 作成日時：2023年9月8日 0時
