転生先は残酷でとても美しい世界だった【進撃の巨人】 (ページ32)

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あぁ…そうだ、忘れてた…

ハンジやナナバ、…エルヴィン、と…過ごすことが…楽しくて……幸せで…

私は…この世界の……異分子なんだ…

A「…え、待って…まって……じゃぁ…ハンジが死ぬかもしれないっていうのは……わたしのせい、？」

レオ「違う、それは違うよ。」

A「違わないでしょ？！生きるはずだったあいつを…っ私がこの世界に産まれたから…！！」

レオ「A！！！！！」

レオは私の名前を叫んだ瞬間、私の胸ぐらを掴みおでこに頭突きしてきた。

A「っっっ"…っいっ……たぁ……」

レオ「ぐ…ぼくも……いたい…」

…レオ……石頭か…？

A「…っ何すんのよ…」

…やばいちょっと涙出てきた…

レオ「はぁ…ちょっとは落ち着いた？大体君は1人で突っ走りすぎなんだよ…」

…落ち着かせようとしてくれたのか。
確かに今の私はだいぶ…パニクってたね。

…出来ることならもう少し痛くない落ち着かせ方が良かったんだけど。

レオ「…確かにハンジ・ゾエの人生を変えたのは君の存在かもしれない。だけどハンジ・ゾエはまだ生きてる。何のために僕がここまで伝えに来たと思ってるの…」

…なるほど。そうか。そうだね。

A「レオ…ありがとう。目が覚めた。」

"次の壁外調査でハンジが死ぬかもしれない"ということを知れた。
そして次の壁外調査まではまだ時間がある。

…対策ができる。
班が違うことが難題ね。

レオ「できることまでなら僕も手伝うよ。ハンジ・ゾエのことはあまり知らないけど、Aの大切な人だもんね。」

大切な人…

……

いやなんか改めてそう言うのなんか嫌だな…

A「…死なれたら困るってだけよ……」

レオ「素直じゃないなぁ笑」

レオ「よし！この後はデートの続きしながら話そうよ！僕またお腹すいちゃった。」

A「さっきあんなにパン食べてたのに…？」

…レオのおかげで自分を見失わずにすんだ。

レオは、私が本当に困った時…必ず助けてくれる。

…レオ、貴方はどうして私を助けてくれるの…？

レオ「まだ君が知るべきことじゃない。」

A「…？レオ？」

レオ「A！あの飲み物美味しそう！！」

A「あっちょっと待ってレオ！先に行かないで！！見失っちゃうでしょ？！」