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エルヴィン「…君は、A・バートン…だったね。」
！名前…知られていたのか。
まぁ首席卒業で調査兵団に入団した女ともなれば知られていても当然か。
相手は分隊長様だしね。
A「はい。貴方は、エルヴィン・スミス…分隊長、ですよね？」
エルヴィン「あぁ、合っている。君は声をかけられることが多そうだな。」
A「…まぁ、それなりに。」
…ここで普通は謙遜するのかしら。
でも私そんな普通とか知らないわ。
エルヴィン「はは、素直だな。」
A「…貴方も声をかけられることは多そうですね？主に女性に。」
エルヴィン「そうだね。否定はできないよ。」
…この人も謙遜しないじゃない。
エルヴィン「君は訓練兵首席卒業、そして女性だ。…あぁすまない、差別ではないよ。…今後も声をかけられることは多いだろうね。」
A「でしょうね。覚悟してます。」
エルヴィン「困ったことがあれば言ってくれ。助けになるよ。」
この人…良い人だわ…！
…策略があったとしても、今は何ともなさそう。
ディナーにも誘われていないし！！！
A「ありがとうございます。…ふ、頼ること多いかもしれません。よろしくお願いしますね。」
エルヴィン「はは、構わない。…おっと、すまない。この後予定があってね。私はこれで。」
分隊長ってのは忙しそうね…
A「いえ、ありがとうございました。エルヴィン分隊長。」
エルヴィン「呼び方、エルヴィンで構わん。後敬語も無くていい。」
……やっぱり危険かも…？
…まぁいいや、あまり敬語が得意という訳でもないし。
A「じゃあお言葉に甘えて。またね、エルヴィン。」
エルヴィンは満足そうに微笑み、軽く手を挙げ去っていった。
……去り方かっこいいわね。
ハンジ「たっっだいま〜！！！！！A〜〜！！！きーいーてーよー！！！！！」
…喧しいのが帰ってきたわね。
……しかもこいつ…全てが終わった後に帰ってきたわ………
A「お帰りなさい、ハンジ。とりあえず数発殴らせてくれない？」
ハンジ「何で？！？！？！」
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作者名：みれい | 作成日時：2023年9月8日 0時
