転生先は残酷でとても美しい世界だった【進撃の巨人】 (ページ2)

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目を開く。そして閉じる。

A｢？？？？？｣

いやいやいや、おかしい。ここどこ。
１回状況の整理しよう。うん。

私は病院のベッドで寝ていた。ちょっと前から立つこともままならない状態だったんだよね。そしたら視界が暗くなって…

死んだ、……のかな。多分死んでるよね。最近ご飯も食べれなかったしなぁ…

まぁ私が死んだところで…悲しむ人なんていないけどね。

話が逸れたな…えーっと、…そう、視界が暗くなって…

目を開くと、真っ白な世界。何も無い。

いや状況整理しても分かんねぇよ！！！！！！

A｢…あれか？死後の世界……ってやつ？｣

…そんなもん本当に存在してたのか…？
てか私が死んだとして今こうして現状に悩んでる私は一体何？？概念？？？

？？｢惜しい。死後の世界とは少し違うね。｣

A｢！！｣

…誰だ。声が聞こえただけで誰もいない。この真っ白い、何も無い世界で姿を見逃すなんて有り得ない。

？？｢…おっと、姿見えてない？それはごめんよ、今見えるようにするよ。｣

？？｢さて、これで僕の姿が見えるね？｣

…急に後ろに、小さな…少年？が現れた。でも顔は見えない。

A｢誰、君…ここはどこ？私は今どうなってるの？｣

？？｢質問が多いなぁ…でも君からの質問だし、全部答えてあげる！僕は、そうだね…レオとでも呼んでくれ。そしてここは狭間の世界。Aが生きていた世界と死後の世界の、間だよ。君は死んだよ。でもチャンスがある。僕が与える。｣

やっぱり死んでたか…狭間の世界ってなんだよ厨二臭い…

A｢……ん？チャンスって何？｣

レオ｢チャンスはチャンスさ！Aは満足な人生を送れなかっただろ？だからもう一度だけ、君を生き返らすことができる。｣

A｢…！！！｣

生き返る…？

レオ｢同じ世界は無理だから必然的に違う世界に生まれることになるけどね。安心して？前のように満足しない人生を送ることがないように、僕が守ってあげる。｣

違う世界……
あれか、巷でよく聞く所謂…異世界転生ってやつか…！

A｢人生をやり直せるのは嬉しいけど……何故レオは私にそんなチャンスをくれるの？｣

レオ｢……ふふ、まだナイショだよ。いつかは教えてあげるさ。｣

A｢そう……レオ、ありがとう。｣

レオ｢どういたしまして！｣

レオは笑った…ように感じた。いや顔見えないからね。感じただけ。